ミトラのブログ 秘境と異世界

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米中対立が為替にも影響 超円高は起きるか

超円高は起こらないどころか、日本が黒字をため込む限り、必ず起きます

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http://www.stepstep.biz/wp-content/uploads/PH_1260.jpgより引用

 

 

円高は経済の核兵器

久しぶりにマネー、投資関係の話題を書きます。

2018年から始まった米中貿易摩擦がいよいよ激しさを増し、制裁合戦が加熱しています。

今後は為替変動が起こり、世界各国や日本にも影響が及ぶと言われています。


米経済メディアのブルームバーグによると、貿易摩擦が為替に及ぼす影響は、まだほとんど認識されていない。

経済への影響といえば普通は株価変動、あるいは経済成長率、失業率や物価などの景気変動に注目があつまる。

ドル円などの為替レートは普段意識されることが無いが、大きく変動すると核兵器なみの破壊力がある。


2011年の東日本大震災では株価が大暴落しましたが、暴落を引き起こしたのは1ドル75円の超円高でした。

2008年のリーマンショックでも日本経済は大打撃を受けたが、原因は1ドル80円台の超円高でした。

1995年の阪神大震災後には1ドル79円の超円高があり、90年代末のデフレスパイラルを引き起こしました。


このように日本経済悪化は円高が引き起こしている部分が大きく、株価の下落だけなら実はたいした事ではないです。

経済の核兵器とまで呼ばれる超円高が果たしてまた起きるのか、日本にとって非常に重要なのがアわかります。

ブルームバーグは米中摩擦によってこれまでにオーストラリア・ドル、インドネシア・ルピア、韓国ウォンが下落したとしています。

 

世界経済に打撃なら超円高はあり得る

今後大きく下落する通貨としてユーロ、南アフリカ・ランド、チリ・ペソ、人民元、台湾元、カナダ・ドル等を挙げています。

反対に米中摩擦で値上がりする通貨は米ドルと日本円で、ほぼすべての通貨は円とドルに対して下落するとしています。

米ドルが値上がりするのは米国の対中制裁で貿易赤字が減るからで、一般的に国際収支が赤字なら安く、黒字の通貨は高くなります。


日本の国際収支は常に大幅な黒字なので、経済原則からはいつか超円高になるのは避けられない。

国際収支が黒字だと円高になる理由は簡単で、例えばアメリカで300万円の日本車が売れたら、現地生産だとしても100万円くらいが日本に送金されます。

1台売れるごとに米ドルから日本に100万円換金されるので、年500万台売れたら年5兆円がドルから円に交換されます。


実際にはアメリカで売れた金額はアメリカで再投資されていて、現地で工場を作ったり宣伝費用などに使われる。

だが本社に現金が必要になると一斉にドルから円へ資金移動が起き、これが短期間の超円高を引き起こします。

円以外の通貨がすべて下落し円だけが値上がりしたら、一瞬で1ドル100円を割ってしまうでしょう。


そうなる可能性は少なくなく、1ドル70円台になれば株価は再び1万円程度になるかも知れません。