ミトラのブログ 秘境と異世界

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ペルーの古代国家で行われた”いけにえ”の儀式

この場所で神に捧げる儀式が行われていた

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https://www.arqueologiadelperu.com/wp-content/uploads/2018/04/000499973M.jpgより引用

 

神に捧げる儀式

南米の古代国家では動物や人間を”いけにえ”にする風習があったのが知られている。

非常に変わっているが、日本でも僧侶が信仰心を表現するために自ら”即身仏”になった例がある。

キリスト教にも殉教という思想があったので、必ずしも南米だけがおかしいという訳ではなかった。


今回発見されたのはペルー北部沿岸の「チムー王国」が存在した場所だった。

これほど多数のいけにえは世界でも例がなく、当時の南米では神に捧げるために、集団いけにえの儀式が行われていたと推測されている。

南米のピラミッドや洞窟では、神に動物や人間を捧げる儀式が行われていたのが知られている。


なおこうした儀式はスペイン人が上陸する以前のものなので、西洋による植民地化と因果関係はみられない。

発見されたのはウアンチャコ地方のウアンチャキト・ラス・リャマス遺跡で、140人以上の子どもと200頭以上のリャマの子だった。

周辺は新たな住宅地を開発するために開拓されていて、研究者による発掘調査がおこなわれた。

 

南米のピラミッドは神にいけにえを捧げる場所だった

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こうした儀式は実際には神が喜ぶからではなく、権力者の都合によって行われた。

政敵を追い落としたり罠に嵌めたり、自分の偉大さを誇示するために、しばしば壮大な儀式を行った。
コロンブスが到達する以前のアメリカ大陸には、南北それぞれに数千万人もの人々が暮らしていたとされる。

 

その後の西洋人による過酷な支配は有名だが、実はマヤやインカなどの国家は、西洋よりも過酷に住民を統治していた。

チムー王国はインカ帝国によって滅ぼされたが、インカ帝国はスペイン帝国によって滅ぼされた。

スペイン征服によっていけにえの儀式はなくなったが、その後も数百年に渡って、住民達は同様に過酷な支配を受けた。