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先進国で賃金が上がらない謎の現象


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https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/02/06/20170206dde001010016000p/8.jpg?1より引用

 

賃金が上がらない時代

先進国はどこでも、賃金が上がらないという悩みを抱えていて、景気に関係なく頭打ちになっている。

日本の実質賃金は1990年からほとんど上がっていないか、雇用形態によっては下がってしまっている。

日本がデフレだからというだけではなく、アメリカや欧州でも同じ状況になっている。


最近の日本の失業率は2.8%、アメリカの失業率は4.3%、ユーロ圏9.3%だった。

この日米は20年間でもっとも低い失業率で、EU圏もこの5年間で最も低かった。

フランスの失業率は10.04%、イギリス4.90%、ドイツ4.16%で高い国と低い国には大きな格差があった。


3つの地域とも経済成長率はプラスで景気の実態は悪くないが、それでいて労働者の賃金はさっぱり上がっていない。

前年の賃金上昇率は最も良かったアメリカが2.5%、ユーロ圏全体の賃金上昇率は1.6%、日本は0.7%増だった。

それぞれの経済成長率はアメリカが1.6%、、ユーロ圏全体の成長率も1.6%、日本は1.0%というところだった。

 

働けど収入は増えず

物価上昇率も上がらず、日本はデフレを抜け出せず、欧米も低い物価上昇率に留まっている。

2010年以降のアメリカの物価上昇率は平均1%台で日本と変わらず、ユーロ圏も同じ程度に留まっている。

その一方でアメリカの株価は急上昇し、10年前に1万4000ドルだったダウ平均は2万1000まで上昇している。


上がるのは株や土地やスーパーカーの値段だけで、肝心の労働者給与はさっぱり上がらないのでした。

経済成長がプラスで失業率は極めて低いのに賃金が上昇しないのには、いくつか説明がなされている。

IT技術にとって産業コストが下がっている、冷戦崩壊によって世界市場が誕生した影響とも言われている。


仮に日本の賃金や物価が上昇する理由があるとしても、中国人が10分の1の賃金で働いたら、逆に日本の賃金は下がってしまう。

世界中で商品が行き来しているので、多少の好景気でも、世界の労働市場によって賃金上昇圧力は消されてしまう。

こうして日米欧ともに、景気は良く失業率が低いのに、賃金が上がらない状況が続いている。