ミトランブログ mitra brog

マネー、ニュース、旅

電子化されたウォール街 AIに替わられ人間は不要に


スポンサー リンク


NY取引所にはまだ人間が居るが、居なくても良い

f:id:nonoty32a:20170612174149j:plain

http://www.todayonline.com/sites/default/files/styles/photo_gallery_image_lightbox/public/photos/43_images/2017-05-16T145348Z_3_LYNXNPED4F0MP_RTROPTP_4_USA-STOCKS.JPG?itok=l79S9Fm8より引用

 

 

失業したスタープレイヤー達

今から10年前、リーマンショックなど一連の経済危機の際に、アメリカではウォール街の投資ディーラーの高額報酬が大問題になりました。

ディーラーの中には年俸100億円から数百億円がゴロゴロいて、世界的なスポーツ選手より稼いでいました。

ディーラー達の投資テクニックは神話化されて伝説になり、人間業ではないような技術を駆使しているとされていました。


それから10年が経った現在では、ウォール街に「人間の」ディーラーはほぼ居なくなり、彼らは花形スターから無職に転落した。

今どうしているのかは分からないが、素人投資家相手にセミナーを主催したり、如何わしい「絶対に儲かるソフト」をネット上で売っているかもしれない。

替わってウォール街のスターになったのはAIで、より正しくはAIをプログラミングできる技術者たちだった。


もともとかつてのスターだった花形ディーラー達が、本当に稼いでいるのかは大きな疑問があった。

というのは投資会社やヘッジファンドなどのビジネスモデルは顧客から手数料を取ることで、自分で金を増やす事ではない。

言い切ってしまうと99%以上のヘッジファンドやカリスマディーラーは、顧客に損をさせて手数料をピンハネしていた。


世界一成功したヘッジファンドといわれたWバフェットやJソロスもそうであり、客に損をさせたときでも手数料収入は入る契約になっている。

決して「儲けた利益を客と折半、利益が出なければ手数料を取らない」というような契約にはしないのです。

バフェットやソロスが勝ったのは結果論であり、同じようなファンドの99%は顧客に損をさせて自分だけ手数料を取った。

 

宇宙時代の投資とは

では年収数百億円を手にしていたディーラー達は何をしていたのかと言えば、儲かった時は自分のお陰だと信じさせ、損をしたのは顧客自身のせいだと錯覚させる事でした。

投資の実験でプロディーラーが銘柄を選んだ場合と、猿に選ばせた場合、サイコロを転がした場合で、結果は同じだと言われています。

この手の実験や研究はネット上に数多くあり、大半はプロディーラーの存在価値を否定する結果が出ている。


つまり猿やサイコロより僅かにマシならば、年俸300億円のディーラーを首にして、自動プログラムに置き換えたほうが良い。

幸いな事にコンピュータは年俸を要求しないので、AIが猿レベルの知能だったとしても経費を削減できる。

自動プログラムは例えばアマゾンで毎日数億個の商品を売ったり、飛行機を安全に管制したり、コンビニが明日仕入れるべき商品を決めたりしている。


企業のデータを見比べて株価に対して割安なものを自動的に探すくらいは、お茶の子さいさいだと思われる。

自動化されて今までより適切な判断をすることで、一般の投資家が自分の考えで投資判断することは、より一層無意味になりました。

例えて言えば月まで自動操縦で往復できる時代に、手動でロケットを操作して地球に帰還しようとするようなものでしょう。


アポロ11号はコンピュータに助けられながら人間が操縦していたが、もうそんな時代ではなくなりました。

宇宙船に人間が不要なように、投資判断にも人間は不要になってしまったのです。