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世帯平均貯蓄が1820万円 40代以下では借金が上回る


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50歳未満の世帯は借金の方が多い

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家計調査報告(貯蓄・負債編)平成28年(2016年)平均結果速報(二人以上の世帯) 要約より引用

 

日本人の平均貯蓄が1820万円?

5月16日に総務省から家計調査報告が公表され、この中で世帯当たりの平均貯蓄が1820万円だったというのが話題になっています。

日本中の家庭に平均1800万円以上のお金があるとしたら大金持ちだらけですが、本当にそうなのか確かめてみます。

まず総務省が発表したのは「2人以上の世帯」の平均で、単身世帯は除外されています。


もしかしたらごく一部の人の数値を、あたかも日本人全員がそうであるかのように発表したのかもしれません。

2年前になるが2015年の国勢調査では日本の世帯数は5,188万で、単身世帯1,685万、引き算すると2人以上世帯は3503万でした。

1世帯当たりの人員は2015年で2.39人だったので、総人口は1億2398万人と人口統計の1億2693万3千人より300万人少なくなります。


滞在外国人などが関係しているかもしれないので、この辺の誤差はスルーして、2人以上世帯は3503万世帯、1億713万人でした。

2人以上世帯の人員は平均3.058人で、この人達の平均貯蓄額が1820万円だったと言っている訳です。

ここで零細自営業者としては「個人事業主の事業資産が含まれているのでは?」と考えました。


個人事業主はドンブリ勘定の人が多く、事業のお金と家計のお金を混ぜている人が多いからです。(自分もそうです)

ものの本を読むと事業用と個人用の預金通帳を分けろと書いてありますが、面倒なのでみんなしていないと思います。

という事は1820万円の中には、事業を続けるための事業資金が、含まれている。

 

お金を持っているのは60代以上だけだった

他に気になったのは、土地や株などがどうなっているのかですが、総務省のサイトに説明がありました。

家計調査報告の貯蓄の内訳は主に、有価証券、生命保険、定期預金、普通預金と成っていました。

有価証券には株券・債券が含まれるが、この調査には不動産が含まれて居ないのが分かります。


つまり世帯平均1820万円の貯蓄は、土地やマンションなど不動産を除いた金融資産です。

そしてここには負債が書いてありませんから、例え借金3000万円あっても、定期預金が2000万円あれば貯蓄2000万円です。

調査によると世帯主の年代別では、40代以下は貯蓄より負債額が多い債務超過状態で、40代は貯蓄912万円に対し負債1,669万円でした。


40歳未満はもっと悲惨で貯蓄543万円に対して負債1,898万円と大幅な債務超過になっています。

これに対して50代は貯蓄1,346万円に対し負債1,116万円とようやく貯蓄の方が上回ります。

60代は貯蓄2,312万円に対し負債220万円と、圧倒的に貯蓄が多い「お金持ち」状態になります。


70歳以上ではこの数字が貯蓄2,446万円に対し負債90万円と、ほぼ借金ゼロになっています。

つまり2人以上の世帯平均で1820万円の貯蓄があると言っても、50歳未満は借金のほうが多いのです。

50台でトントン、本当に使える貯蓄を持っているのは60代以上の高齢世帯だけでした。


それえは現在の20代から40代の人達が、60代になった時、現在の高齢者と同じ「お金持ち」に成れるかと言えば成れない。

現在の現役世代は超デフレ、リストラの嵐、非正規労働で実質賃金が少なく、退職金をもらえない人も大勢居るからです。

現在の高齢者は本当に恵まれていると、考えざるを得ません。