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日本郵政が野村不動産買収はアリか


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郵便局は都会の一等地に「ドーン」と居座っている

f:id:nonoty32a:20170514160618j:plainhttp://bb-building.net/tokyo/image/tokyo/1268-01.jpgより引用

 

郵政が不動産事業

2017年5月13日、マスコミ各社は日本郵政が野村不動産の買収を検討していると、一斉に報道しました。

郵便局と不動産には一見関係がなさそうに見えますが、どのような意図があって買収計画が持ち上がったのでしょうか。

日本郵政はつい先日、買収したオーストリアの物流会社で損失を出したと発表したばかりでした。


株式公開買い付け(TOB)で数千億円規模の買収を行い、野村不動産株の過半数を取得する案が有力視されている。

野村不動産のグループ企業である野村ホールディングスと協議していて、買収ではなく提携の可能性もあるという。

野村不動産の時価総額は約3900億円で、野村HDが33%超を保有し筆頭株主になっている。


郵政グループは都市部に多くの不動産を保有しており、駅前の一等地に郵便局が居座っている事が多い。

利便性から考えて郵便局が駅前にある必然性は乏しく、郊外に大規模な郵便局、駅前は出張所でも良い。

一向に収益性が上がらない郵便事業よりも、不動産事業を新たな収益源に据えたいものと見えます。

 

JR九州の成功

郵便局が赤字なのは「全国全ての市町村で均一サービスをする」という義務があるためで、赤字黒字に関係なくサービスしている。

クロネコやペリカンは「儲かる場所でだけ」サービスしていて、儲からない場所に支店を作ったりしません。

国が行うサービスを郵便局が変わりにやっているので、民間の宅急便と比較しても始まらない。


例えば離島や過疎地、もっと言えば「儲からない場所」では郵便を配達しなくて良いのなら日本郵政を今すぐに黒字化できる。

だが全ての地域に郵便物を配達するのは国家の条件のひとつであり、もし郵便が届かない地域があったたら、その地域は日本ではない。

本業が赤字で不動産で収益を得ると聞いて頭に浮かんだのは、JR九州でした。


JR九州は2016年10月25日、東証1部に上場したが鉄道事業は赤字で、確か赤字企業は一部上場できない筈でした。

JR九州がは2015年に150億円の営業利益を出したが、鉄道事業は赤字のまま、不動産事業で黒字化を達成しました。

JR九州は旧国鉄から多くの遊休地を引き継いだので、不動産事業を始めたが、これが大当たりしたのでした。

 

郵政不動産は成功するか

取得した土地にホテルやコンビニ、リゾート施設、ビジネスビル、、レストラン、病院、ドラッグストア、マンション、保育所まで経営しています。

JR九州は今や鉄道事業そっちのけで不動産事業あるいは総合デベロッパーと化しているのでした。

これを羨ましく思っていたのが日本郵政で「俺も一丁やるか」と思い立ったのでしょう。


不動産屋は「XXX興産」などヤXザと見まごう如何わしい名称の会社が多く、「JR九州」のような有名企業が参入しやすいと言われています。

どうせ取引するなら「XXX興産」よりは「JR九州」「日本郵政」の方が信用できそうなので、顧客にも評判が良いようです。

目の付けどころは悪くないので、日本郵政の不動産も案外成功するかも知れません。