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投資家の情報回避行動 大衆はなぜ「必ず間違える」のか


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野生では集団から離れるのは自分が食われるのを意味する

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https://pbs.twimg.com/media/C9rxLE2UIAAKWZn.jpgより引用

 

大衆は必ず間違える

投資をしたり新しく事業を起こしたり、副業でも良いのだが、必ず情報を集めようとするでしょう。

だが残念なことに人間の脳は自分にとって重要な情報であるほど、都合が良い情報だけを選別するようにできています。

例えば良くある例で、課長とか部長に出世した人は、自分の周りをイエスマンだけで固めてしまい、自分に盾つく人が居ないようにします。


部下に反抗されたり、自分より有能だったり、自分を否定されるのは耐え難いので、取り巻きだけで周囲を固めます。

そうした組織が行き着く先はシャープや東芝で、誰も気づかないまま深刻な危機が進行します。

投資の本質を突いた格言の一つに「大衆は必ず間違える」というものがあり、多くの人は納得すると思います。


大衆は必ず間違えるという事は、大衆の逆の投資をすると、長期的には100%儲かる事になります。

簡単だなと思いますが、実際には世の中の情報の逆を張るのは、とてつもない恐怖心に襲われます。

3.11の東北地震後に為替と株価が急落したが「日本は滅びる」と全マスコミ、全知識人が断言していました。


リーマンショックの時も「アメリカが無くなる」「ドルは今年中に無効になる」と経済学者たちが本気で言っていました。

その時に買えば大儲けだったのですが、大衆の逆を張るのはこういう時に世界を敵に回す事になります。

だから自分も世の中に同調し、大衆の1人に加わったほうが精神的平和を得られるのです。

 

不都合な情報は脳から消してしまえ

正しいけど他人と違う情報を信じるよりも、間違っているが皆と同じ情報を信じるほうが、心は安らぎを得られるのです。

3.11の時に一人だけ冷静で「放射能なんかデマに過ぎない」と言って周囲から孤立するより、周囲と一緒に騒いだほうが楽だし、皆が賛成してくれるのです。

このように心は自動的に間違った方法を選び、自分から進んで間違えるのです。


一見不合理なようでこの行動は防衛本能に基づいていて、自分がもし野生の猿や鹿だったら、正しいかどうかよりも集団に混じって一緒に行動したほうが安全です。

他にもっと正しい選択肢があったとしても、大勢で行動したほうが狼や熊に襲われたときに逃げやすいから、本能的に集団行動します。

生物の生存本能に根ざしているので、大衆と逆の判断をするのは困難なのです。


さらに人間の心は自分が選択した行動を「正しかったのだ」と思い込むようにできています。

後悔するより皆と一緒に走り出したほうが安全なので、これも生物としての本能に根ざしています。

自分が選択した投資銘柄が正しかったのだという情報だけを集めたり、自分の選択を否定する情報を取り除いたりします。


そして投資家の多くは投資の過程を記録しておらず、収支も把握していません。

投資家が自分自身で「このくらい儲かっている」と記憶している事とくらべて、現実の投資成績は半分程度の場合が多いです。

「100万円くらい勝っている」と言う人の本当の投資成績は、せいぜい50万円というところです。


嘘をついている場合も有るが、自分の記憶の中の自分は必ず、実際の自分より都合よく記憶されているものだからです。