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インドと中国のモバイル決済が急増 現金は少数派


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お金ではない数字をお金のようにやり取りし、お金として流通している

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http://www.chinairn.com/UserFiles/image/20161222/20161222105134_5299.jpgより引用

 

中国のモバイル決済

中国におけるスマホを利用したモバイル決済が、凄まじい勢いで急増している。

2016年の中国モバイル決済額はなんと600兆円以上で、日本のGDPすら上回った。

この流れはインドにも達し、モバイル決済は年間2倍ペースで増加している。


またアフリカでも銀行すらないような草原の部族などが、モバイル決済でお金をやり取りしている。

これらの新興国のモバイル決済利用者の大半は、クレジットカードを所有した事もなく、銀行口座すら持っていない。

中国でクレジットカードを持てるのはかなりの金持ちであり、彼らが持っている銀連カードはデビッドカードに過ぎない。


デビッドカードは自分の銀行口座に預金した金額を、クレジットカードの商品購入などに使うものです。

また中国では正式の銀行に預金できるのは、やはり限られた人だけであり、多くの人はシャドーバンクと呼ぶ非正規銀行を利用する。

中国では最近まで貨幣経済がなかったので、買い物をする商店も存在せず、物々交換のような地下経済が主流だった。


こうした未発達な国で現金を使うのはかなり不便であり、登場するや否やモバイル決済があっという間に普及しました。

モバイル決済と言えば日本ではスイカやエディのような電子マネーか、アップルペイやアンドロイドペイのようなものが使われている。

中国やインドのモバイル決済も同じように見えるが、大きく違う点がいくつかあり、中国のは「お金」ではない。

 

お金じゃないお金

スイカやエディは日本政府の承認を得て、発行額と同額の供託金を用意して、お金として流通している。

供託金が必要なので無制限に発行することは出来ず、少数乱立する原因になっている。

アップルペイのようなのは、クレジットカードや電子マネー情報をスマホに登録しているだけです


いずれも国際規格である「NFC Type-A/B」か「FeliCa」を搭載して一定の安全性を確保している。

これらと中国、インドのモバイル決済は全く異なり、まず中国政府や人民銀行は一切関わっていないし保障もしていない。

民間が勝手にお金を発行して、それを商店などが受け取り、人々は「まるでお金のように」使っています。


使用している技術はなんとQRコードで、赤外線通信などで情報をやり取りしている。

安全性への配慮は皆無だが、中国人やアフリカ人は気にしていないようです。

これを日本や欧米政府が許可する可能性は皆無なので、いずれ「NFC Type-A/B」か「FeliCa」に転換するかも知れない。


中国のモバイル決済はいわば闇経済が作り出したもう一つの通貨であって、この先どうなるのか分からない。

「中国を見習え」という人もいるが、そもそもお金では無いので、銀行に行って「本物のお金と交換して欲しい」と言っても交換してくれません。