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孫正義に見る投資のリバランス


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巨額損失を出しても人間関係やしがらみで、ほとんどの人はそのまま継続してしまう。

だが世の中にはそれを平気で切れる人も存在する。

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http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/014/287/53/N000/000/001/131948083444913228342_102876543.jpgより引用

 

失敗の美学

バブル崩壊以来(以前から?)日本企業の巨額損失と損失隠しは後を絶たず、今月も日本郵政の海外事業失敗が明るみに出ました。

オーストラリアの運送会社を買収したが失敗し、数千億円の損失を出して、今まで隠していたとされています。

金額は多少違うが、投資や副業で失敗した人が、家族や会社に黙っていて、何も無かったふりをするのに似ている。


パチンコとか競馬とか、あの手の遊びでは数人が集まると「勝った話」に花が咲くが、負けた話をする人は居ない。

負けたら面白くないし、それを他人に話して面白がられるのは、もっと不愉快だからです。

事業にしろ投資にしろ賭けにしろ、負けたときに99%の人が取る行動は「負けなかった事にする」というものです。


「失敗はなかった事にして心機一転巻き返しだ」「前向き思考のほうが成功する」と自分に言い聞かせて、まずは自分を騙します。

次に家族や会社にも負けていない事にして、社会的評価や自分の地位を守ろうとします。

失敗してそれを隠せる状況のとき、多くの人は驚くほど同じような行動パターンを取ります。

 

損失を切れず、だらだら続ける

日本人だけではなく外国人の場合も、やっぱり失敗を隠せるものなら隠す場合が多いです。

東芝とかシャープとか数多くのこうした事例を見ると、大半は失敗しなくても済む方法が在ったのに、あえて避けていました。

シャープはテレビ事業が赤字なのに投資を増やし続け、ついにテレビと心中する道を選びました。


東芝も同様で赤字の原発事業に半導体や医療機器で得た利益を全て投入して、全額吹き飛ばしてしまいました。

どうすれば良かったかは簡単明瞭で「赤字事業を廃止か縮小し、儲かっている事業を拡大する」です。

どんな会社でもこれ以外の方法などない訳で、誰もが分かっているのに実行できません。


個人の投資とか事業とか職業でも、儲からないなら支出はカットするべきですが、大抵は借金してでも事業を存続させようとします。

親の代から相続した事業や職業を諦めることは簡単に出来ず、借金で火達磨になるまで頑張って続けてしまいます。

ところがそれを切れる人がたまに居て、ソフトバンクの孫正義氏などが当てはまります。

 

機を見るに敏、孫正義氏

最初の事業がパソコンソフトの卸だったそうですが、次々に事業内容を変えてプロバイダ、ポータルサイト、携帯電話屋、今は投資事業をやっています。

ネットオークションがブームになると「ヤフオク」、動画サイトがブームになると動画にも進出、だがどれも儲からないとさっさと撤退しています。

流行に乗っかっているだけと言えますが、99%の経営者は一度始めた事業が儲からなくても、なかなか切れないのです。


一時的にせよ成功した事業を、最近赤字だからといって即座に廃止できる人はまず居ません。

例えばソーシャルゲームというのが流行し、ソフトバンクもガンホーというゲーム会社を作りパズドラ(パズル&ドラゴンズ)という大ヒットを飛ばしました。

ところがスマホゲームは頭打ちという報道が成されるや否や、あっさりと全株を売却して売却益を得ています。


スマホゲームの拡大が頭打ちとはいえ、まだまだ儲かっているのだから続けよう、と大半のソフトバンク社員は思っていたでしょう。

その後スマホゲーム業界は不祥事や倫理に反するトラブルが相次いで、ガンホーも影響を受けています。

後で考えると「あの時トラブルの元を断っておいて良かった」となるのかも知れません。


3.11の後で孫正義氏は自然エネルギーにのめり込んだが、儲からなくなると一番先に撤退しました。

孫正義氏を褒めているようですが、金にしか関心が無いあのやり方はあまり好きでは有りません。

ただ機を見るに敏、落ち目になったら冷酷非情に切るのは、損切りが出来ない一般人としては目を見張る事があります。