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個人事業主(フリーランス)に鬼のように重い社会保障費


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真面目に税金と社会保険を払っていたら、半分くらいのフリーランスは破産します

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フリーランスにのしかかる社会保障費

会社員を辞めてフリーになると、自分で国保と国民年金に加入して、自分で支払わなくてはなりません。

会社員の人は給料から天引きされ「高いなあ」と呟きながら明細書を眺めているでしょう。

会社を辞めて独立するとどうなるかというと「ゲー!高けぇ、払える訳ないだろ!」と叫ぶ事になります。


会社員の社会保険にくらべて国保は支払う保険料が高くなっていて、理由は会社員は会社が半分払っていたからです。

また会社員の厚生年金と国民年金は支払う保険料が同じくらいだが、将来受け取れる受給額は会社員がかなり多いです。

理由はやはり会社員は会社が払っているからで、会社ってのは偉大だなと感じさせる数字です。


会社員の場合はおよそ年収の15%くらいが保険と年金で天引きされてると思います。

自営業(フリーランス)はというと、国民年金は月約1万6000円の固定なので、低収入ほど負担が重く収入が増えるほど楽になる。

また国民年金は収入(所得)による減免基準が緩いので、申請すればかなりの人が減免措置を受ける事ができる。


問題はむしろ国保の方で、収入に応じて支払う保険料が増加し、上限は年93万円(2017年度、介護保険料と合計)となっています。

実際にいくら支払うかというと、年収200万円程度でも月1万7千円、年収300万円台で月3万円台、年収500万なら月5万台になります・

大雑把に言って年収の100分の1くらいの月額保険料を取られるが上限が年93万円なので、年収1000万円以上だと割安になっていきます。

 

フリーランスは厳しい

ちょっと計算すると年収200万円の人で国保+国民年金の支払いが月3万2千円くらいになり、これは月給18万円くらいで、3万円以上天引きされるのに相当します。

国民年金には減免措置があって、年収200万円ちょっとだと半額か4分の1免除になります。

国保にも減免措置はあるものの、国民年金に比べて基準が非常に厳しく、年収200万円くらいでは減免資格がありません。(大阪市では単身者で所得82万円以下)


国民年金の減免を受けたとしても、年収200万円ちょっとのフリーランスは税金で8万円から10万円払い、年金と国保で年27万円、合計35万から40万円を支払います。

個人事業主の年収中央値(人数の中央の値)は240万円なので、実に半数近くのフリーランスが「月給18万から、3万以上引かれる」生活をしているのです。

個人事業主の年収でもっと多いのは135万円から185万円の低所得者グループで、貧困層に相当します。


会社員の年収の中央値は約357万円なので、フリーランスや独立に夢を持っている人には「やめろ、しぬぞ」と忠告すべきかも知れない。

個人事業主は成功すれば稼げるとされているが、年収1000万円以上の割合は4.6%で、同じく年収1000万円以上の会社員4.3%と変わりません。

生活は苦しく税金や社会保険料は重く、成功者になれるのは少数というのが現実のフリーランスです。


国の政策は会社員(正社員)に甘く個人事業主には厳しく、さらに高所得者に甘く低所得者ほど厳しいと言えます。

定時に帰れる会社員になって、固定収入を得ながら副業として自由業もするのが、最も理想的かも知れません。

(数字は 国税庁の「所得種類別表/事業所得者」内「営業等所得」から引用)