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バフェット投資 コモディティ企業と消費者独占企業とは


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バフェットは自動車など価格競争がある業種には投資しない

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バリエーション投資のポートフォリオ : KaitoBlog http://livedoor.blogimg.jp/k2wby/imgs/1/9/194d45ea.pngより引用

 

コモディティ企業

投資の失敗は避けがたい事であり、感情に任せてトレードを繰り返した挙句、取り返しが付かなくなってから、ようやく間違いに気づきます。

投資の神様でもこれは同じらしく、W・バフェットも我々と同じような失敗をした事がある。

バフェットは失敗を繰り返して投資してはいけない会社を決め、利益を出す為の必勝法を作り上げていきました。


バフェットは企業を「コモディティ企業」と「消費者独占型企業」に分類していて、コモディティは均一化した商品のような意味があります。

例えばガソリンという商品はどこのスタンドで値段が幾らでも、品質は全く同一なので、商品の差別化は不可能です。

冷蔵庫や電子レンジのような家電のほとんども均一化してしまい、価格が低く利益が出にくくなっています。


コモディティ化した商品やサービスでは結局値段を下げるしかなく、成功すればするほど利益を出すのが不可能になります。

東芝やシャープが経営難に落ちいったのも商品の家電がコモディティ化し、価格の違いしかなくなって中韓企業に敗れたためです。

シャープは台湾企業に買収されて業績を回復しましたが、やっている事は人件費の安い中国製品を「シャープ製」として販売しているだけで、何の進歩も無い。


苦境から抜け出したソニー、三菱電機、日立、松下などはいずれもコモディティ化していない、価格差だけではない商品を持っています。

自動車メーカーなどの大衆向け製品の多くはコモディティ企業で、航空会社や宅急便などのサービス業も同様です。

日本の大手企業のほとんどはコモディティ商品を販売する企業なので、もっと人件費が安い中韓に負けるのです。

 

消費者独占企業とは

世界でも優良企業と考えられているトヨタですら、バフェット投資の観点からはいつでも不良資産になりえる銘柄という事になります。

反対にバフェットが好んで投資するのは消費者独占企業なのだが、市場を独占していて価格競争がなく、新規参入が不可能な業種が良いとされている。

そんな都合の良い業種や企業が存在するとは思えないが、バフェットは「有料の橋」という例えで説明している。


ある地域から町に通じる道が一本の橋を必ず通らなければならなかったら、その橋の料金がいくらであっても必ず料金を払う事になります。

例えば日本の電話市場は長い間NTTの独占で、携帯電話になってKDDIと2社独占、スマホ時代になってソフトバンクが加わったが3社独占です。

何社になっても総務省が新規参入を許可しないので、料金は同一で価格競争が無く、サービスもまったく同じという時代がながく続いていました。


最近は格安SIM業者が増えて価格競争が始まっているので、今後は変わるかも知れません。

有名なバフェット銘柄はコカコーラで、日本では他にも飲料メーカーがしのぎを削っているが、米国ではコカコーラ1社で市場を独占していました。

ウォルマートはアメリカにはウォルマートとそれ以外しかないと言われる最大のスーパーマーケットチェーンで市場を独占している。


格付け会社のムーディーズは独占企業ではないが、格付け会社という業種そのものにはほぼ競争が在りません。

他には医療サービスとか地方銀行、石油関連会社、クレジットのアメリカン・エキスプレス、アメリカのメガバンクと言えるウェルズ・ファーゴ、食品会社クラフト・ハインツなどです。

どの企業も価格競争が少なく、自社で自由に価格設定でき、ブランド力があるのが特徴で最近はIBMやアップルにも投資しています。


IBMやアップルはコンピュータやスマホの会社というイメージですが、ソフトウェアやサービスで優位性を持っている。

例えサムソンやソニーがiPhoneを圧倒する高性能スマホを発売しても、アップルが提供するサービスやソフトを提供できません。

IBMも今ではパソコン会社ではなく、企業向けのソフトやサービスを提供していて、高い利益を挙げています。


2011年ごろにバフェットが来日し「JR東日本を買いたい」と言ったと噂されましたが、これも独占企業で価格競争がありません。

2009年にはバーリントン・ノーザン・サンタフェというJRに匹敵する事業規模の鉄道会社を440億ドルで買収しています。

このようにバフェットが長期投資したのは、長期的に安定が予想される企業で構成されています。