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なってはいけない連帯保証人と根保証人


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賃貸保証人はその人が引っ越すまで一生保証人

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保証人の中でも怖い根保証人

日本は何でもかんでも保証人を要求する国で、最近まで保証人が居ないと部屋を借りることすら出来ませんでした。

現在は賃貸保証会社という制度があり、都会では保証人なしも可能ですが、田舎では親族の連帯保証人が要求されるそうです。

賃貸の保証人は賃貸料の支払いや損害賠償を求められる場合があるが、問題がなければ儀礼的なものです。


問題が起きやすいのは借金の保証人になった時で、多額の借金で連帯保証人になるとドラマでは大抵破産します。

たとえ小額の借金でも「根保証」が付いていると、その人の後の借金全額を、無制限で保証した事になります。

根保証は期間を定めて、その期間内であれば無制限に保証する契約で、これも金融系のマンガやドラマに頻繁に登場します。


例えば一流企業社員Aさんが家を建てるのに、親戚のBさんが根保証人になったとします。

Aさんは高収入で順調に出世しているが、ある日シャープのようにリストラされるかも知れません。

例えばBさんが30年間の根保証人になっていたとしたら、30年間いくらでも無制限に、Aさんの借金を肩代わりする事になります。

 

保証人が破産宣告すると

根保証人は一度借金を返済し終えても、またAさんが借金すれば保証義務が生じるという、とても怖い契約です。

もし根保証したのがサラ金や高額のフリーローンだったら、借入限度額が800万円のも存在するので、何度でもそれを保証しなくてはなりません。

「連帯保証人」「根保証」は絶対になってはいけませんが、事業の共同経営者などになっていたら、銀行から条件として提示される事になります。


個人事業を法人にした場合や、仲間と共同で会社を作ったとしても、法人が借金するには経営者一同が連帯保証人になるよう求められます。

株式会社の経営者は出資分の責任しか負わないが、銀行はトンズラされたくないので、個人の借金にしてしまうのです。

さらに保証期間が定められていたとしても、保証期間を過ぎて残っている債務の保証義務は、支払いが完全に終わるまで続きます。


誰かの30年住宅ローンを保証したら、たとえ保証期間1年であっても、30年間保証人の義務は続くという事です。

根保証制度のせいで破産した人は数知れず、政府も2005年から極度額を定めない無制限の根保証を無効としました。

また同年から期限を定めない無期限の「包括的根保証」も禁止するよう民法改正されました。

 

保証人の連鎖破産

保証人の盲点として、債務者(借金をした人)が破産宣告し免責されると、その借金は消えるのではなく保証人に請求されてしまいます。

保証人や担保なしの借金なら免責されればチャラになりますが、保証人ありだと保証人に丸ごと借金がいくのです。

複数の保証人が居る場合は、保証人も破産宣告で免責されると、別の保証人、また別の保証人へと次々に発動されます。


金額が大きいと複数の保証人を立てる場合が多いので、最初の1人の破産によって、保証した全員が次々に破産してしまいます。

なのでこういう場合には、心を鬼にして保証人全員に同時に破産宣告するように告げたほうが、結果的には良くなります。

アパートやマンションの賃貸契約保証人の盲点は、その人が住み続ける限り、一生保証人のままだという事です。


保証人は自分の意思で保証人から降りる事ができないので(債権者の同意があれば別)、25年後に行方不明になって滞納金を請求された実例もあります。

一度賃貸契約の保証人になると、引っ越さない限り予想外の長期間にわたって保証人のままなのです。

同僚や部下の賃貸保証人になったら、転職して縁が切れたのにずっと保証人のまま、というのは良くあります。