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バフェットの裏側 収益力低下し伝説に衰え


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バフェットは庶民ぶりをアピールして批判をかわして来た

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http://1.bp.blogspot.com/-xxGnnpvisvQ/U2iacrDcubI/AAAAAAAAC04/JQkawKdjG5M/s1600/WarrenBuffetForexBrokers1.PNGより引用

 

バフェットの裏側

オマハの怪人こと世界一の金持ち投資家、Wバフェットが逆風に晒され批判を受けている。

ロイターによるとバフェットの投資会社バークシャー・ハザウェイは、1990年代に年20%の利回りを上げていた。

たった年2割しか増えていないのかと感じるだろうが、自分で投資すれば毎年2割増が困難なのが分かる。


2007年から2016年までの10年間の運用成績は、推定で9%ほどでしかなかったので、運用成績は半減している。

それでも自分で投資している人は、10年間毎年必ず9%の利益を得るのは、かなりの偉業だと分かるだろう。

だがアメリカでは政府の政策もあって株価は上がるのが当たり前で、ダウ平均やS&P指数を買っていれば、これに近い成績は得られた。


最近のバークシャー・ハザウェイの利益は、S&P指数を単純に買うのに比べて、1%程度しか上回っていない。

実は9割以上のヘッジファンドはこれ以下の運用成績でしかなく、ただの手数料が高い投資信託に過ぎない。

トータルではヘッジファンドの客は必ず損をするが、「カリスマトレーダー」の手腕に期待して夢を買う商品です。


バフェットは自分を「庶民」のように形容するのが好きで、田舎の普通の家に住み安い中古車に乗っている。

職場はこじんまりとしていて、パソコンを一切使わず昔ながらのやり方で投資をしていると主張している。

また主食はアイスクリームで、飲み物はコーラしか飲まないなど、人を食ったことを言って笑わせるのを得意としている。

 

陰りを見せる伝説

実際のバークシャー・ハザウェイはパソコンなどITを利用して投資を行っているし、もちろん庶民でもない。

バフェットはリーマンショックの頃に金融資本主義を散々批判しまくり、ウォール街や経営者の給料を「高すぎる」と非難した。

だがそう言っているバフェット自身が、実は『ウォール街的世界』で世界で最も高額収入を得てきた。


バフェットはコカコーラやマクドナルドが「陳腐で古いビジネス」と思われていた時に大量購入し、その後大儲けした。

儲けた金を再投資して悉く成功させて富を増やし、バークシャー・ハザウェイは50兆円、バフェット自身の資産は7兆円に達しようとしている。

他の「金融資本主義」と同様に巨大資本はそれ自体が増殖する為に活動し、労働者や庶民の生活をなんら向上させない。


生活水準は相対的な物なので、金持ちがフェラーリを庭に100台並べれば、庶民はその分貧しくなった事になる。

称賛され続けたバフェットも、一枚皮を剥がせばこういう事であり、人々を貧困に貶めた側の人間です。

スケールはまったく違うが日本では2000年代から投資ブームが起き、マスコミは特にBNFという個人投資家を取り上げた。

 

バフェットが好む世界

BNFは貯金した200万円ほどを元手に勝ち続け、数年後に200億円を超え、現在は長期投資や土地投資などを中心にしているので話題にならなくなった。

株の短期投資を辞めた理由は「儲かりすぎて金額が大きくなったら注文が通らなくなった」という、なんとも羨ましい理由でした。

それはともかくバフェットやBNFを称賛する投資家が知るべきなのは、大儲けする投資家は「貴方から金を奪っている」という事です。


バフェットが積み重ねた6兆円も、BNFの数百億円も、毎日働いた報酬ではなく、「貴方から金を奪い取った」のです。

バフェットが好む企業は停滞した業界の独占企業で、コカコーラのように競争と無縁に利益を得る企業だとされている。

言い方を変えるとバフェットが称賛する企業が属する業界は、既に「終わっている」と言える。


数年前バフェットが来日したとき「JRを買いたい」と言ったといわれていて、当然拒否されたが、後にJR東日本と同じ規模の鉄道会社を買収した。

鉄道は完全に「終わった業界」なので競争はなく、一度利益を得られればその後50年は利益を上げ続ける。

だがバフェットが好むこうした業界は少なくなり、バフェットは86歳になって得意の嗅覚も衰えてきた。