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「成功する方法」を読めば読むほど失敗する理由


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成功体験だけを聞いていると「やるぞ」という気分になるが錯覚です。

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「成功する方法」が無意味な理由

最近投資や不動産、起業や副業などの本を中古で購入して読んでいますが、派手なタイトルにスカスカの内容のものが多い。

最近買ったのは「貯金ゼロでも年収2000万円稼げるすごい手法」という凄いタイトルの本でした。

アマゾンでは中古本を1円で売っていて送料の257円を払っても合計258円で買えます。


その分は確定申告で経費になるので、目に付いた本は安ければ買って読む事にしています。

こうした成功する方法を教える系の本は、成功談だけを並べて失敗したことはほとんど書きません。

ビジネスセミナーでも宗教の勧誘でも、「教祖様」は自分を信じれば成功するという成功例だけを話し続けます。


2時間もそうした成功例を聞かされていると、会場は熱狂的な空気に包まれて、「自分も成功できる」と確信するようになります。

でも種明かしは単純なもので、成功例だけを別々の人が次々に発表することで、「必ず成功するんだ」と思い込むだけです。

こんな風に本を読んだり誰かの話を聞いてピカッと閃いたとしたら、それはほぼ気のせいに過ぎません。


むかし『啓発セミナー』というのが流行り、知人が参加して「凄く良いから一度参加してみて」と言われて行った事があります。

宗教の信者が意気投合するような気持ち悪さがあり、耐えられなくなって途中で抜け出しました。

セミナーの正式会員になって合宿に参加すると80万円から300万円くらいの参加費を払い、「人生は必ず成功できる」みたいな確信を得られるそうです。

 

失敗体験こそ価値がある

セミナーにしても本にしても、著者は自分が失敗したことは絶対に書かないし、失敗談は実は自慢話になっています。

「あの失敗があるから今の自分の成功がある」というパターンになっていて、何冊か読んでいたらもう次が予想できるようになりました。

投資、不動産、起業、副業、金儲けなど何であっても、人は確実でなるべくリスクの少ない方法を探して情報を得ようとします。


勉強熱心で計画的な人ほど、行動する前に入念に下調べをするが、確実な事を求めるほど、この手の詐欺師に出会う事になります。

調べる人は「絶対確実な方法」を探すので「これが絶対確実ですよ」と言って嘘八百を教えると、信じる人が居ます。

「絶対勝てる株式投資の方法」を検索したら、100%詐欺サイトしか出てこないのが分かるでしょう。


不動産投資や副業でも「確実 低リスク 元本保証」など安全そうな言葉を付け加えるほど、表示されるのは詐欺サイトだらけになります。

これが真面目で勉強熱心な人ほど簡単に騙されるカラクリで、「お客さん」の方から詐欺師に近づいて来てくれます。

成功体験だけを脳みそに詰め込んで、「やればできる」「今でしょう!」と背中を叩いて駅のホームから落とすような事をします。


その気になって前に踏み出すと、線路上に落ちて電車がやってくるという仕組みになっています。

美味すぎる話は欠点や失敗する可能性を隠している事が多く、実行すると次々に壁に突き当たります。

例えば自分は「ブログを書くと簡単に儲かる」という『体験談』を読んで、そうか簡単に儲かるのかと思って書き始めました。


だが始めて見るとアクセスはほぼゼロで収入もゼロの日々が続き、何度も立ち上げては失敗し4回目くらいに作ったブログでようやくある程度の成果を得ました。

最初に読んだ『体験談』を書いた人は、おそらく自分の成功体験だけを書いて、みっともない部分は無かった事にしたのだと思います。

投資でもパチンコでも自慢するときは話を膨らませて、負けた事を伏せて話す人がほとんどです。


思うに成功ってのは失敗の原因を一つ一つ潰していく事なので、失敗例を伏せている体験談には価値がありません。

自分がやりたい事がなにかあり、体験者の実話を聞きたいなら、成功体験ではなく失敗体験を聞いて、それを克服するにはどうすれば良いかを考えるべきです。

有名な投資家や実業家も、みっともない失敗を隠して成功談だけの著書を書いたりしますが、読んでも何も参考になりません。