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起業を目標にしてはいけない 長く続けられるかどうか


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エリート社員も起業したら、昼間からぶらぶらしてるオッサンにしか見られない

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http://lets-business.com/wp/wp-content/uploads/2014/07/MAX87_burankodekodoku20140531500-2-660x380.jpgより引用

 

起業や独立を目標にしてはいけない

起業を勧める本やサイトが多く、そうした目標を持って生きている人が多いのが分かります。

起業サイトや起業本の多くが、当然ながら起業する事を最終目標にしているのだが、これには大きな問題があります。

起業に成功したとして、その後やっていけるか、継続できるかが重要で、実は起業する事は目標になりえない。


起業した人の中で個人事業主は開業1年以内に3割以上が廃業し、会社を設立した人は1年以内で6割が廃業していました。

10年後も事業を継続していたのは個人事業主は1割、会社設立では6%以下でした。

どちらかといえば会社設立より個人事業主の方が生存確率が高いが、人を雇うことの負担が非常に大きい。


人を一人雇うと給料の他に法律で定められた保証や、設備の負担もあるので1000万円くらい粗利益を増やす必要があります。

1000万円粗利を増やすのが何を意味するかというと、例えばトヨタの利益率は8%と言われています。

区切りよく10%で計算しても、トヨタが期間工1人雇うには売上げ1億円が必要で、小さな会社でも数千万円は必要です。


売上げを増やすのに人件費が必要な業種では、増やした従業員のために売上げを倍増させなくてはなりません。

だがいくら売上げを増やしても人件費や設備費などで食われてしまうので、こうした方法では現金は増えません。

10年続けてそれなりに繁盛したが、結局多額の借金を抱えて廃業するのはこのタイプです。

 

起業しても他人を雇わないほうが良い

起業した後で従業員を雇う必要がある業態では、継続して利益を上げ続けるのは難しい。

起業すると気分が高揚してしまい、土地や建物を大きくして従業員を増やそうとする人が多いです。

「会社を大きくする」のはカッコ良いし、大きい会社の社長の方が周囲にチヤホヤされるので気分が良いのです。


これに比べて個人事業だと統計では8割以上が自宅で仕事していて、従業員は自分ひとりか同居の家族だけです。

他人を雇う必要が無いので、儲からなくなれば畳むだけで、多額の借金を背負う必要もないです。

会社組織にすると会社名義で借金できますが、結局小さな会社では社長個人の借金になるので、個人で多額の借金を背負います。


起業する人は何らかのプランを持っている筈なので、最初のうちは知人や親類の紹介などで仕事が回る場合が多いです。

だがサラリーマンとしては優秀だった人でも独立すると、前の会社の人間関係は3ヶ月ほどで切れてしまい、仕事もなくなります。

前の会社で課長だろうと部長だろうと関係なく、世間は「ただのオッサン」としか見てくれなくなります。


最近流行のITとかカタカナ職業の多くは、最先端であるほど流行が変わりやすく、仕事自体がなくなるサイクルが早い。

うちの近所で個人で開店して長続きしているのは、場所柄自転車やバイクの修理販売、飲食店、整体とか100年前からある職業ばかりです。

一時流行った「パソコン教室」「エステ」とか最新流行だったものほど消えるのも早かった気がします。

 

継続して儲ける、生き残るのが大事

多くのビジネスは長く続けるほど利益率が低下し、最先端で流行の職業ほどこの傾向が強い。

最初は競争が少なく儲かるかも知れないが、すぐに競争相手が隙間を埋めてしまい、過当競争になり価格が下がります。

流行に左右される一つの業種では、儲ける事ができるのは数ヶ月から数年しかない。


インターネットはどこに住んでいても公平に参加できるが、逆にどこに住んでいても利点はなく、誰でも参入するので価格が下がりやすい。

むしろその地域に限定して固定客がついているほうが、事業としては長続きするでしょう。

たとえばガソリンスタンドという業態は潰れそうでなかなか潰れないのは、インターネットでガソリンを売れないからです。


ラーメンを通販で買えるにしても、結局ラーメン屋に行かないと食べれないので、あの手の飲食店も固定客が居ると長続きします。

1,000円カットとかの格安床屋も、人は遠くの床屋に行かないので、地域で過当競争でなければやっていけるでしょう。

ネット事業でもやはり固定客が居て、なおかつ大企業が参入しないようなもので、流行の変化が少ないようなものが望ましいです。


誰でも参加できて特長が無く、大企業が始めたら潰されるような事業は、どうやっても長続きはしないでしょう。

起業する事や独立することは実は紙切れ1枚の話で、その後どれだけ長く続けられるかが重要です。

その時革新的で画期的なアイディアだったものほど、数年後に振り返ると「なんで?」と思うほど早く陳腐化しています。