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東南アジア移住の成功パターン 「永住」は上手く行かない人が多い


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アジアのスラムは家賃数千円で食事は数十円など本当に安い。

だが日本並みの生活をすれば日本と同じ生活費になる。

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http://previews.123rf.com/images/tupungato/tupungato1201/tupungato120100150/12040997-Bangkok-Thailand-poor-residential-architecture-Cheap-apartment--Stock-Photo.jpgより引用

 

定年後の海外移住が難しい理由

一頃は「外こもり」という言葉が流行し、生活費が安い東南アジアに移住する人が増えました。

その後ロングステイや海外ノマドなど呼び方は変わったが、こうした生活を望んで移住する人が多い。

出て行く移住者の数としては日本は世界でも少ないらしいですが、魅力ある選択肢のひとつです。


定年退職して退職金で外国に家を買い、老後ライフを過ごす人が多いが、このパターンは意外に上手くいかないという。

マレーシアとかフィリピンなどは確かに物価が安いが、それは「現地人と同じ生活をした場合」の事です。

東南アジアの食事が日本の高齢者の口に合う訳が無く、日本食を食べると1人毎日数千円がかかります。


夫婦で1ヶ月の食費が8万円から10万円だったら、日本に居るより高い事になります。

それに現地人と同じ生活をしたとしても、年金受給額によっては貯金がだんだん減っていき、海外破産も起こりえます。

海外移住する高齢者の多くは、きちんとした見積もりや計画を持たず、「とにかく海外は安い」と思い込んで移住します。


ところが日本と同じ生活をするには日本と同じ金額が掛かるのを、理解できない高齢者が非常に多い。

この結果現地で浪費を繰り返してお金が底を付いて帰国して、日本で生活保護を受けたり特別擁護老人ホームに入る人が居ます。

高齢者は現地で病気になりやすいし、メシは不味いし言葉は通じないし、「豊かな自然」なんかないし、そんな土地で人生の最後を迎えたいんでしょうか?

 

海外ワーカーの場合

引退後を東南アジアで過ごすのではなく、海外で働こうという人も多いが、中途半端だと失敗している人が多い。

多くの国で外国人の労働は制限されているので、正規の就労ビザや永住権が無ければ、いずれ行き詰まり帰国する事になります。

若くて自分ひとりなら人生の経験だが、子供を連れて行った人は帰国後にツケを払う事があります。


現地の学校に通っていた子供は日本語を話せなかったりして帰国しても進学できない事が多く、正社員になれずバイト生活をする事が多い。

「現地の教育水準は日本より上」みたいな勧誘広告が多いですが、マレーシアとかに子供を永住させたいんでしょうか。

という訳で東南アジアには1人で行くべきで、夫婦連れや家族連れで移住ってのは、リスクが巨大すぎて勧められません。


現地で就職するにしても就労ビザがなければマトモな仕事はなく、あったとしても狭き門でしょう。

日本企業の海外駐在員はバンコクとかで楽しく生活していますが、彼らと移住者はまったく立場が異なります。

「海外は自由だ」と日本を飛び出した若者の多くは、数年後に貧困者として日本に帰国しています。


最近はネットで仕事をする人が増え、その中には「バンコクでもマニラでも日本と同じように仕事ができる」という人が居ます。

これだと日本と同じ収入を得ながら、生活費が安い国に移住できるので、仕事を続ける限り貧困生活には陥りません。

パターンとしてはWEB関係の仕事とか、サイト運営者なんかが多く、月に20万の収入があると30万か40万レベルの生活が送れるようです。

 

安い生活には代償が必要

東南アジアで生活費が安い国としてはフィリピンで、月に5万円で衣食住全て足りるそうですが、知っての通り治安が悪い国です。

そこでフィリピンよりは高いものの、そこそこの治安で日本人を受け入れてくれるタイが人気の移住先になっている。

移住者のブログを読むとそこそこのアパートを借りて、まあまあの食事をし、旅行や遊びに使って月に5万円から10万円だそうです。


先ほど書いたように豪華な邸宅とか、日本と同じ食事、同じサービスを求めたら、結局日本と同じ値段になります。

現地人と同じ店(衛生的でない屋台)で外食して1食100円、汗臭い現地人に揉まれてバス移動、部屋に帰ると床をゴソゴソする虫が居るみたいな感じだと月5万円です。

そういう環境が苦にならない人が居て、確かに彼らにとって東南アジアは地上の楽園でしょう。


移住しても日本の銀行口座を通じて収入が振り込まれたら「日本国内の収入」なので所得税を申告し支払う必要があり、税金は安くなりません。

日本の住民票を抜いて日本の非居住者になり、現地の銀行口座に直接振り込んでもらうと、日本では所得税を申告せずに済みます。

だが住民票を抜くと住民税が非課税になるのと引き換えに「国民健康保険」「国民年金」の加入者でもなくなってしまいます。


2つとも住民票を抜いても支払い続けることは可能だそうですので、特に国保は病気や事故のためには、加入したままにした方が良いです。

移住先の国で医療保険に加入するなら良いですが、無保険者になるとどの国でも100%自腹になります。

日本の国保は日本国外の治療費も、帰国したら清算してくれるので考えてみると非常にお得なサービスです。


食べ物、治安、住居、収入、医療、子供の教育、永住ビザなど海外は海外なりの難関が多く、永住するつもりでも大半が途中で帰国しています。

ですから最初から「永住」ではなく「数ヶ月か数年間住もうかな」という計画の方が上手くいくように思います。

そういう自分も機会があったら、暫く東南アジアで暮らすのも悪くないなと考えています。