ミトランブログ mitra brog

マネー、ニュース、旅

確証バイアスとポジショントーク 痛い投資ミスの原因は


スポンサー リンク


ソロスのような老人ですら必死に自分の正しさを説明する

f:id:nonoty32a:20170209174310j:plain

http://www.trevorloudon.com/wp-content/uploads/2016/07/soros-via-progressivestoday.jpgより引用

 

確証バイアスによる投資ミス

投資をしていると陥りやすい状態として、確証バイアスとポジショントークというものが在ります。

確証バイアスとは自分に都合の良い情報ばかりを集める事で、反対に都合が悪い情報はシャットアウトしようとします。

例えば自分は「これから日本株は上がる」と主張して知人のBさんと意見が対立したとします。


するとBさんを打ち負かすために、ネットやテレビなどで「日本株は上がる」という情報だけを集めるようになります。

自分の考えを補強する説を発見したときは気分が良くなり、反対意見を見ると反吐が出るような気分になります。

見出しを目にするのも不愉快なので、「日本株は下がる」という情報は排除し、そうした説を唱える人は「嘘つき」と決め付けます。


そうしないと心の平和を保てないからで、好都合な情報だけを集めて理論を補強し、「間違いない」と確信します。

昔流しの汚れ取りのCMで「汚い汚れは見なかった事にしよう」というのが在りましたが、正にそんな気分です。

そうやって「自分の正しさ」を完璧に組み立てて安心した事が何度もありましたが、現実はいつも非情でした。


そんな風に理論武装しなくては安心できないというのは、自分自身がその「理論」を疑っている何よりの証拠です。

確証バイアスで構築した完璧理論は、あっけなく崩れてしまい、その度に自尊心はボロボロに傷つきます。

「わたしは正しい筈だ」みたいな事は、現実の相場では通用しません。

 

ポジショントークに陥る

アナリストや経済評論家のような人は、妙に一つの説にこだわったり、逆に昨日と今日で逆の事を言っていたりします。

不思議なのは昨日まで「上がる」と言っていた人が急に反対の事を言う場合があり、恐らくポジショントークになっています。

自分が「買い」のポジションを持っている場合、確証バイアスに陥って、都合が良い情報だけを集めます。


こうした心理や行動は心の不安を打ち消す為に行っているので、高学歴でも投資で凄い実績があってもそうなります。

JソロスやWバフェットのような富と名声を極めた投資家でさえ、テレビに出るたびにポジショントークを繰り返します。

ソロスはトランプ大統領当選後に「売り」で大損してしまい、憂さ晴らしなのかトランプ批判や米経済悲観論を展開しました。


反対にバフェットはトランプ当選で「買い」で大儲けしたようで、選挙前は批判していたトランプを最近やたら褒めるようになりました。

高齢の大御所ですらこうなってしまうので、そこら辺のアナリストや評論家は全員が、自分のポジションを正当化するように喋っています。

テレビで正しさを主張しても相場が有利に動くことはないのに、そう言わないと不安で張り裂けそうなので、そう言わざるを得ないのです。


超大物であれば、自分が発言することで相場自体が有利に動く場合があるが、多くはそんな合理的な動機ではないでしょう。

頭が良い人は「客観的」で「公正」な振りをして、聞いている人が自分の考えを支持するように、誘導したりします。

投資以外でも、自分の行動を正しいと信じたい、自分の交際相手は正しいに違いないのような思い込みは必ず起こります。


人間の心理はこうした心の動きによって、容易に判断力を失って、間違った投資をしてしまいます。