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相場はトランプ疲れ とりあえず現状維持か


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トランプが約束させた雇用が全部実現したら、メキシコから労働者を移住させなくてはならない

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https://pbs.twimg.com/media/C2-2rpyUkAELrIK.jpgより引用

 

方向なく漂うトランプ相場

1月20日に米国のトランプ大統領が就任し、矢継ぎ早に新政策を発表し相場も混乱しました。

トランプの政策に実効性があるか、どんな影響があるかを巡って意見が分かれ、方向感を失っている。

強いアメリカを言い出した翌日にはドル安が望ましいというなど、相反する内容が多く含まれていました。


日本や韓国に米軍駐留費を出させて節約するという割には、大幅な軍事費増額もすると言っている。

メキシコ国境に壁をつくって移民を排除すると言っているが、多くの工場をアメリカに誘致しようとしている。

アメリカの失業率は過去最低水準で「もう労働者が居ない」状況なので、新たな工場を稼動するには移民を雇うしかない。


大統領選の11月8日から12月20日ごろまでトランプ相場で上昇したが、2017年は年明けからトランプ懸念で下落しました。

1月20日の就任式前後には移民政策などで強硬発言が相次いで相場は乱高下しました。

やがて連日のツイッターでの口撃にも飽きてしまい、相場はトランプ疲れを起こし、とりあえず日米とも現状維持しています。


為替相場は2016年末には「来年は130円だ」という強気予想が目立ったが、2017年年初には逆に「1ドル90円」という悲観予想が目立った。

現在は方向感がないまま1ドル113円程度を維持していて、円安円高どちらでもなく、漂っているように見える。

日経平均は2016年末の1万9000円台から1,000円ほど下げているが、まだ2万円超えを期待する声は強い。

 

トランプ疲れ

日米の主要企業が2016年の業績を発表しているが、おおむね好調に推移していて大きな波乱材料はないようです。

2月1週の金曜に発表された米雇用統計は22万7000人増と、まずまずの伸び率を維持しました。

注目されるのはFRB(米中央銀行)の利上げ判断だが、年内に3回以内の利上げが予想されている。


米利上げは2015年12月に実施したら中国株と人民元が大暴落してしまい、先送りを続けました。

2回目の利上げは2016年12月で、前回と違って世界経済への悪影響は見られないので、3回目に踏み切る可能性がある。

とはいえ年3回としても4ヶ月に1度のペースなので、次の利上げは早くても3月か4月ごろでしょう。


トランプ大統領はFRBイエレン議長の「クビ」も予告しているが、任期は2018年2月3日までなのであと1年ある。

イエレンは金利を上げてインフレを防止しようとしたバーナンキ前議長を、オバマが嫌って交代させた人で、低金利政策を好んでいる。

イエレンが議長でいる間はそうハイペースの利上げは無く、少しでも景気が停滞すると利上げを見送ります。


トランプ大統領は自動車メーカーなど多くの企業に米国での雇用を増やすのを約束させたが、ほとんどの企業は安請け合いのリップサービスと思われる。

というのは先ほど書いたように、新しい労働者はアメリカには居らず、失業率は低いのでメキシコから連れて来るしかない。

本当に各企業が約束どおりに数万人ずつ雇用を増やしたら、移民規制どころか「移民誘致」せざるを得なくなる。


現実離れした多くの約束や政策がどうなるのか、今しばらく浮遊感のある相場が続くでしょう。