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投資の本を読む人が必ず負けるのは何故か


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これらの本は業者にお金を使わせる目的で出版している

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http://kosho-kaitori.com/good/wp-content/uploads/2014/01/62150ee7bdda12ac62ddfe2c5b366824.jpgより引用

 

投資の本を読むと負ける理由

書店では多くの投資の本が並んでいて、投資をしている人は何冊か購入して読んだ筈ですが、効果はあったでしょうか。

投資の本は高くて1,500円から3,000円もしますが、値段に見合った成果がある本は、今まで1冊しか出合った事がありません。

その本はチャールズ・エリスが書いた『敗者のゲーム』で、「投資なんかやっても無駄だからやめろ」という事が書いてあります。


投資の本を大別すると1つ目が「初心者を投資に誘い込む本」で入門書と可愛らしい名前で呼ばれています。

2つ目が「投資に参加した人の背中を押して、金を使わせる本」で、金額が大きいほうが勝ちやすいなどと書いてあります。

3つ目が、「負けが込んでいる投資家に、最後の金を使わせる本」で、こうすれば負けを取り返せると書いてあります。


3つ目の本を読むに至った人は既に相当負けが込んでいて、あらゆる物を疑いの目で見るようになっています。

そこで「今までの投資理論は全部間違いだった。これが真実だ」と自動売買とか検証不可能なユニーク理論を展開します。

自動売買の特徴は検証が不可能なことで、今まで勝っていたプログラムがあったとしても、これから勝てる保証は何も無いです。


投資コーナーの本の役割は、「投資って本当は勝てないんじゃないか?」と疑っている人を勇気付けて、もっとお金を使わせることです。

本を書いている著者の経歴をみると大半は「外資系投資会社」か「邦銀マネージャー」みたいな業界人ばかりです。

かれらが「FXや先物って120%負けるんだよ」と書くはずがなく、理論上絶対に負けるという事実は伏せています。

 

プラスサムゲーム

FXや先物、資源商品みたいな投資はゼロサムゲームといわれる商品で、投資家どうしてお金の奪い合いをしているだけです。

例えばAさんが50万円、Bさんが50万円を投資し、Cさんが仲介して手数料1割を取るようなシステムです。

現実には数百万人もの投資家が参戦しているので気づかないが、システムとしてはこういう事です。


Aさんが勝てば90万円を得て、Bさんは50万円マイナス、Cさんは必ず10万円を得ます。

勝つのは必ずCさん(=証券会社など)と決まっていて、運が良ければプラスになる人も居るが、トータルでは必ずお金が減少していきます。

最近日本の人口は年間20万人減少していて、こういう国で人やお金を集めるのは、人口が増えている国の何倍も苦労します。


同じようにお金が減り続けるゼロサムゲーム、正確に言えば減るのだからマイナスゲームですが、お金が減るルールで自分だけお金を増やすのは困難です。

株取引の場合は、好景気で株式市場も上げ相場のときは、企業の利益が株価に反映されたり、儲けた人が株を買うので「プラスサムゲーム」になる場合があります。

しかし株も上げ相場や好景気のとき以外は、やっぱりマイナスサムゲームなのです。


全体が減っている中で自分だけお金を増やすより、全体が増えている中でお金を増やすほうが、遥かに容易で勝算が高まります。

従って投資で本当に勝ちたいのなら「プラスサムゲーム」になっている投資を見つけて参加することです。

例えば2013年からアベノミクスが始まり、日銀がETF購入を通じて間接的に株価を購入しました。


政府が株を買ってくれるので日経平均は上がるべくして上がり、2万円近くになっています。

また日銀の超低金利で不動産市場にお金が流れ、銀行は無担保頭金なしで不動産ローンを貸すようになり、不動産価格が上昇しました。

こういうのがプラスサムゲームで、参加者全員が勝つべくして勝ちました。

 

間違った情報のシャワー

日本がバブル崩壊した1990年代から2000年代に株取引をした人は、例外を除いて多くが負けたと思います。

だが1990年に日本国債を買った人は、全くのノーリスクで資産を数倍に増やしました。

利回りが保証されている先進国国債も、プラスサムゲームだと言えます。


ところが投資コーナーに並べられている投資本は、コイン投資、アパマン投資、駐車場投資、ランドリー投資、FX、先物、新興国投資など勝ち負けが分からないものばかりです。

「勝ち負けが分からないから勝負なんだ」と思っている人が居ますが、「投資」は勝負ごとではありません。

投資を上手くやろうと考える人は、本を読むか、ネット情報を見るか、セミナーを受講するかします。


そしてこれらの全てを「業界人」が主催していて、投資でお金を使わせる目的で「成功談」だけを伝えようとします。

ネット上に膨大な成功談があり、読んでいるうちに勝てるような気分が盛り上がり、「さあ明日から勝つぞ」と思うようになります。

SNSや交流サイトでも成功者や成功談ばかりで、全員が勝っているように見えるが、実は成功者のほとんどは「サクラ」です。


必勝法や売買プログラムを販売する業者、証券会社や仲介会社にとっては「その気にさせる成功談」が重要であり、「失敗談」は都合が悪いからです。

検索サイトで検索しても表示させるのが成功談だけなのは、業者が毎日必死に成功物語を創作し、ネット上で更新し続けるからです。

BNFという投資家は100万円を数年で100億円に増やしたそうですが、反対にBNFのせいで他の人が100億円負けたのです。


投資をする人は失敗談は語ろうとせず、パチンカーと同じで10年前に勝った話を、毎日勝っているかのように話し続けます。

BNFですらリーマンショックでは負け、あれほど好きだったマスコミでの自慢話も止めてしまいました。

投資の本やネット情報やセミナーで熱心に情報を集めるほど、残念ながら間違った情報のシャワーを浴びてしまいます。