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起業の現実フリーランスの4割が1年で脱落 成功は一握り


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大工ですら工場で加工して職人仕事が減ってきている

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成功する起業は1割以下

割と前のニュースだが「起業した4割が1年目で廃業し、10年で9割が廃業した」というものがありました。

起業ブームが定期的に盛り上がってはすぐ沈むのは、こうした現実があるからでしょう。

一方でアメリカなどは起業大国と呼ばれていて、マイクロソフトやアップルも個人起業がスタートでした。


いかにもアメリカは成功していて日本はダメだ的な論調が目立つが、考えてみると起業が多いアメリカは「廃業」も日本より多いはずです。

どちらも起業した半数は1年以内に廃業し、10年後に生き残るのは1割というのは変わらない筈です。

最近の変わった起業で目に留まったのは「ユーチューバー起業」で高校を中退したり就職せず、ユーチューバーを目指す人が居ました。


調べてみると一流YouTuberの年収は数億円で、プロスポーツ選手以上に稼いでいて、小学生の憧れの職業だそうです。

1億円以上が約20人も居て1000万円以上が約200人、年収240万円が600人で食えているユーチューバーはここまでです。

年収100万円以上は約1000人で、一握りの上位以外はプロになっても貧困生活をしています。


大半の起業家もこれと同じようなことで、1割の人は事業を継続するとして、9割は遅かれ早かれ廃業して去っていきます。

別な調査では10年後に6%、20年後に0.3%、30年後に0.02%しか事業を継続していませんでした。

これだけ低いと「夢を持て」とか「若者は起業しよう」と呼びかけている成功者の多くは、ただ運が良かっただけなんじゃないかという疑いを抱かせます。

 

続く起業は手堅い職種

もちろんやめて行く個人事業主の中には、成功しすぎて株式会社になる場合もあるし、落語家のように生涯現役で高齢化によって廃業する場合もある。

だが殆どは事業が行き詰って、借金を抱えて廃業したんだろうなというのは、開店しては消えて行く喫茶店や弁当屋を見て想像できます。

多くの起業は開業したときには何かのプランがあり、おそらく最初のうちは上手く行っていたでしょう。


だが社会の環境はすぐに変化してしまい、5年か10年でその事業が成立しなくなる事が多い。

例えば10年前の2000年年代中ごろは「何でも鑑定団」とかヤフオクが注目されて、古いオモチャとかコレクションで起業する人が居ました。

その後リーマンショックや原発事故の大不況があり、そうした浮かれた商売は成立しにくくなりました。


ネット起業全般に言えることですが、儲かる商売があれば日本中から参加者が殺到するので、数年で過当競争で儲からなくなります。

長く続けるには新規参入者をはねつけるような障壁や格差が必要です。

自分の住んでいる周辺で30年以上続いている個人営業の店というと、ラーメン屋、食堂、理髪店など必ず生活に必要な物を提供しているはずです。


ネットが普及してもスマホで髪の毛を刈ってくれないので、格安床屋か普通の床屋かは置いといて、床屋が無くなる事は今後もないでしょう。

食堂的な業種も流行り廃りはあるが、人間が飯を食べる限り町から消えることはないでしょう。

一方で永遠に続くと思われた「本屋」は日本中から消え去り、「レコード屋」もなくなってしまいました。

 

消える起業、生き残る起業

昭和の時代には「米屋」「塩屋」などもあったが元号が変わる前になくなっていきました。

木造住宅の減少で「大工さん」も町から居なくなり、製材所とか木工店なども姿を消しました。

どんなに努力してもその職業が消滅したのでは、個人ではどうにもできないのが現実です。


ちょっと前(今も?)スマホなどのアプリやゲーム製作が持てはやされましたが、スマホが無くなったら彼らはどうするんでしょうか。

あるいはインターネットがなくなって、もっと管理されて完成された通信方法に変わる事も、起こりえます。

ブログとかサイト運営で起業している人も大勢居ますが、個人サイトが人々に読まれなくなる時代が来るかも知れません。


アメリカではAIに代わられて「弁護士」が無くなるのが現実味を帯びていて、コンピュータが法的手続きをやってくれるそうです。

個人が起業して上手く行く期間は長くて10年間、そう考えると企業が何十年も一人の人を雇うのは凄い事だと思います。

夢の無い話ですが、企業に雇われて安定した生活を送れるなら、それを捨てて起業するのは止めたほうが良いです。

 

会社収入での安定は重要

もし起業するなら「一人でできる」「流行で消えない」「元手が掛からない」「少ないリピーターで成り立つ」寂れた食堂的な職業が良いです。

反対に「人を雇う」「流行の先端」「元手が掛かる」「リピーターが就かない」ような業態は遅かれ早かれ失敗します。

一番重要なのは床屋や食堂のように、社会や地域で必要とされていることで、テレビ局が一つ消えても誰も困らないが、近所の床屋がなくなったら困ります。


安定した職業の人が起業するときは、お金があり銀行の信用もあり、体力気力も充実しているなど、人生のピークだと思います。

自分の仕事にも自信があり、多くの人が技術や仕事ぶりを評価してくれるから独立起業すると思います。

言い換えると人生のピークを過ぎたら、坂道を下るしかないのであり、10人中9人は失敗し事業を畳んでいます。


しかも失敗してから元の会社に元の地位で復帰することなど出来ず、警備員や運転手などの非正規雇用で残りの人生を過ごす事になります。

テレビやネットには様々な起業の成功例が溢れていますが、それが事実だとしても、彼らの多くはその後その事業で食えなくなっています。

それが土地や建物や多額の開業資金を必要とするような事業だったら、借金を背負い込んで路頭に迷うでしょう。


ネット起業するにしても、会社での安定した収入を得ながら、副業としてやるほうが良いと思います。