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FXの本当のリスク、高額手数料、ロスカット、レバレッジ


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レバレッジが10倍なら10倍多く負けるだけ

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https://www.luckscout.com/wp-content/uploads/2014/11/leverage.gifより引用

 

FXで誰も勝てない理由

2016年の年末から大きな為替変動が起きていて、またまた損失を出したり逆に大儲けした人が出ている。

この為替変動の波は2016年初めから始まっていて、1月4日の年明けにチャイナショックで人民元と中国株が下落した。

その後円安になったものの、6月の英EU離脱投票でまた円高になりまた回復、だが11月にトランプ当選でまた円高になった。


トランプ大統領で1ドル100円割れと思われたが逆に円安が進んでいき、2016年12月の年末には1ドル120円近くになっていました。

ところが2017年の年明けには天井感というわけの分からないものが出来ていて、トランプへの警戒から1ドル112円まで進んだ。

もっと言えば2015年7月にもチャイナショックの円高があり、為替変動は3ヶ月から半年おきに円高と円安を繰り返しています。


じゃあ3ヶ月から半年待ってドルを買えばいいのだが、投資をする人は「待つ」ことが苦手で特にFXをやる人は短気な人が多い。

今円安だからと円を売ってドルを買い、天井で買ってしまい下落するとロスカットされて大損、みんなそうではないでしょうか。

今回はFXはなぜ「待てない」で一番損をする場面で皆買ってしまい、逆に一番買うべき時にLC(ロスカット)されているのかがテーマです。


為替に限らず「安く買って高く売る」のがセオリーで、投資の入門書に書いてあるのを皆読んだはずです。

それが出来ないのは一つには人間の心理的な作用で、もう一つはFXという金融商品の仕組みに原因がある。

安値で買って高値で売るべきなのに、高値で買って安値で手放してしまう理由は、FXでは長期取引できないことに原因が求められる。

 

レバレッジの罠

FXで長期取引しても良いのだが、多くの人は短期取引しかできないように、業者が最初から仕組んであります。

FXの最低取引単位はだいたい1万通貨で、1000通貨を用意してある場合も有るが、手数料が割高になっていて不利な仕様です。

そこでみんな一回1万通貨ずつポジションを建てるのだが、1万通貨とは日本円にして100万円以上なのです。


皆さん気軽に1万通貨を万枚も、あるいは何十枚も建てているのだが、10枚建てたら総額は1100万円に達しているはずです。

仮にこれがFXではなく現物株や商品先物や信用取引だったら、そう簡単に100万円ずつ投資できるかということです。

これを可能にするのがレバレッジで、個人は25倍まで法人は無制限(業者による)のレバレッジを掛けれるようになっている。


例えばレバ10倍だと現金10万円で100万円のポジションを建てれるし、海外業者は規制外なので1万円で100万円のポジションを建てるのも可能です。

1万円で100万円のポジション1万通貨を建てると、1%のマイナス値動きで残高ゼロになり、逆に1%プラスに動くと口座残高は2倍に増えます。

2010年の規制前には国内業者もレバ100が普通で、少ない元金で大勝ちできるので人気を得ていました。


レバ100だと建てて数時間後には勝ったか負けたかの結論が出て、負けるとロスカットされるので翌日に持ち越す人は少なかった、

現在はレバ25倍制限で1万通貨に対して口座残高が4万円を下回ると強制決済(ロスカット)されるシステムになっている。

レバ10倍で建ててもドル円が6円マイナスになるとLCであり、ポジションを建てたままにして含み損が出ると、夜眠れない心境になります。

 

FXはなぜ短期取引を強いられるか

連日不眠症に耐えるのでなければ長期投資など不可能で、短期勝負しかありえないから、相場が上がっているときに買います。

勢い良く上昇しているときに買うと大抵はすぐ頭打ちになって、反転してマイナスになり、損をするでしょう。

レバレッジを掛けずにやれば良いのだが、1000通貨でも一度に10万円が必要で、1円円安になってやっと千円の利益が出ます。


1万通貨なら100万円投資して1円の値動きで1万円利益、1000通貨なら10万円投資して1円の値動きで1,000円の利益に納得できるかです。

FXの問題点は保有し続けたら確実にマイナスになる事で、ドル円は360円からずっと値下がりしています。

日米金利差や日本の国際収支が原因で今後も円高になりつづけるので、スワップで一日100円貰ってもマイナスになります。

ましてポジションを建てると毎日スワップを引かれるショート取引など論外です。


短期投資では持ち越せないので毎日取引するのが普通だが、当然ながら毎日手数料が発生します。

すると1回の手数料が3銭であっても、1年に200回取引したら本当の手数料は1年に6円分払う事になります。

1年間放置すれば良い投資にくらべると、FXの手数料は実は非常に高額で、この為に利益を出し難いのです。

 

FXで勝つことはありえない

もちろんFXをレバレッジなしで投資して放置すれば3銭(0.03%)の手数料で済みますが、そうしている人はあまり居ません。

「長期投資できない」「手数料が高すぎる」の2点によって、FXで短期投資を繰り返す人は確実に損をします。

ここに一つの数字があり、FXの預かり金に対してFX業者は年間20%以上の「売上げ」を上げています。


数年前の数字で業界1位のある業者では400億円の預かり金に対して「売上げ」は160億円、営業利益は70億円に達していました。

顧客が入金したお金から40%も会社の売上げにし、残りの60%を払い戻していたという意味です。

見たところその業者は投資関連の手数料意外に大きな収入源はなく、とくに「バイナリオプション」で大きな売上げを上げています。


これほどでなくても全てのFX業者は預かり金の20%以上を「売上げ」として差し引いていて、残りの80%を払い戻しています。

これがどれだけ悪質かというと、一般的な証券会社では預かり金と「売上げ」の比率は1%に過ぎませんでした。

証券会社で株や投資信託を取引するのにくらべて、FXでは20倍以上の手数料を取られているのが現実です。


それを可能にするのは「ロスカット」「レバレッジ」「追証」などで、客は短期取引を繰り返して損失を重ねます。

FXの短期投資は理論上100%負けるしかない投資で、勝つことは非常に稀な偶然以外でありえません。