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太陽光投資の損得勘定 初期参加者は利益を得ていた


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買い取り価格は年々下がるが、初期参加者は高価格で10年間固定される

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http://blog.eco-megane.jp/wp/wp-content/uploads/2015/04/2015%E5%B9%B4%E5%BA%A6FIT%E8%A1%A81.pngより引用

 

夢のソーラーハウスはどうなった

2011年の福島原発事故から太陽光発電に政府が補助金を出したり、強制買い取り制度が始まりました。

各地でメガソーラーが建設されたり、プチソーラーやミニソーラーも設置されてブームになりました。

そうした中で投資として太陽光発電をしたり、屋根にソーラーパネルを設置した人たちも居ました。


中には住宅の屋根にソーラーパネルを設置して、売電利益でローンを払う「無料住宅」まで在った。

彼らはその後どうなり、結局儲かったのかそれとも損をしたのでしょうか。

他人の不幸は自分の喜びというくらいで、この手の話は失敗したほうが面白いが、邪悪な期待は脇に置いて検証してみる。


まず無料で住宅が手に入るという触れ込みで売られていた「売電住宅」はその後シビアな現実が待っていたようだ。

電力買い取り制度が始まったころ、家庭用小規模電力の買い取り価格は1Khあたり40円で、住宅ローンを返済できる収入になった。

2016年度導入の場合は買い取り価格が31円で、その年の買い取り価格が10年間継続される


10年経過後は市場価格での買い取りになるが、原発や火力と同等の1KWh当たり10円程度になる可能性が高い。

初期に契約した売電住宅が10年でローンを返済すれば問題ないが、その後は買い取り価格が4分の1に下がる。

買い取り制度は10kW未満だと高価格な替わりに10年しか買い取らず、10kW以上は低価格だが20年間買い取ってくれる。

 

節税目的や長期計画の人は利益が出た

比較してみると10kW以上のほうが2倍も買い取り期間が長いので、トータルでは収益を上げやすかった筈です。

経産省では買い取り期間終了後は「電気事業者と協議してください」と突き放していて一切面倒を見ない。

10kW以上の売電住宅を建てた場合は20年間という時間の余裕があるが、10kW未満の人は10年目の2022年ごろ失敗に気づくでしょう。


既に売電住宅を立てた人の計画は大幅に下方修正されそうだが、個人でソーラー発電をした人は利益を上げている場合がある。

自分の土地や購入した土地に太陽光パネルを設置したり、自宅の屋根にソーラーパネルを設置する「太陽光投資」が一時ブームになった。

2012年から13年に出力50kwの太陽光発電所を設置した場合を考えてみると、年間220万円を売上げていました。


売り上げは3年間で約660万円、初期投資は設備費のみで約1800万円なので、この場合8年間で回収して残り期間は利益が出る。

10kW以上の買い取り固定期間は20年で、初期に契約した人は40円なので、最初に申請した人はまさにボロ儲け状態です。

リスクとしてはソーラーパネルや周辺機器の故障や、自然災害による破損で、メーカー保証は「停電期間の利益」までは保証してくれない。

 

初期参加者が利益を得た

設置して古くなるほど故障リスクは増えると考えられるので、土地ごと売電権利を売るケースもある。

残り期間15年間で年間200万円の想定買い取りなら、3000万円が寝転んでいても入ってくるわけで、土地代も含めて高額で売れる。

むろん彼らが儲けた分は、電気を利用する人の電気代から全額が支払われています。


自宅やアパートの屋根にソーラーパネルを設置した人は、先ほど書いた買い取り10年の10kW未満に該当している。

あまり旨みがないように思えるが、ソーラーパネルを設置する費用は「損失」として計上できるので節税効果が期待できる。

仮に500万円でソーラーパネルを設置したとしたら、500万円分の所得は非課税にでき、しかもその500万円は確実に売電で回収できる。


どう悪く転んでも100万円程度は得をする計算で、副業としては悪い話ではない。

だがこうしたソーラー副業やソーラー事業も、買い取り価格が下がることで成立しなくなり、これから申請しても利益を出し難い。

最初に目をつけて実行した人たちが勝者になりました。