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相場の「空中戦」では投資勝者になれない


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こんな時に相場に参加するのはお金を捨てるのと同じ

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http://www.meirin-net.co.jp/classroom/gokiso/assets_c/2016/07/EU-thumb-600xauto-11726.pngより引用

 

乱高下で生き残るには

2016年は毎年の事ですが、相場が大きく動いた場面が何度かありました。

年明けはチャイナショックで始まり日経平均や為替が下落し、そのまま落ちるかと思ったが謎の回復を遂げました。

6月はイギリスのEU離脱で事前予想が外れて離脱が多数になり、大きく下落したものの、また謎の回復で持ち直した。


11月は米大統領選があり、事前予想ではヒラリー圧勝だったが、蓋を開けるとトランプ圧勝で「世界恐慌だ」と騒いだ評論家が大勢いました。

だがこれもすぐ回復し、そのまま相場は上昇して日経は2万円、NYダウは2万ドルに迫っています。

3回とも誰も予想しない形で暴落が始まり、誰もがさらなる大暴落を予感した瞬間に、底を打って上昇し始めました。


相場のロジックとして「全員が下げ予想なら上昇し」「全員が上げ予想なら下落する」という古代からの法則(?)があります。

種明かしは実は簡単で、全員が売り注文を出したら「買い」が不足して取引が成立しないので、それ以上下がらなくなります。

売りたい人が100万人で買いたい人がゼロだったら、約定しないので、それ以上下がりようが無くなる訳です。


だがそれを利用して儲けるのは至難の業で、昔から多くの投資家が挑戦しては失敗し、破産してきました。

リーマンショックも3.11後の超円高でも、「この辺が底かな」と思って自分が買うのは、「まだまだ下がる場所」なのです。

本当に大底を打って反転するのは、全世界の全ての投資家が「もうだめだ、世界恐慌は避けられない」と諦めるような時なのです。

 

「空中戦」では投資に勝てない

リーマンショックでNY株価が大底を打った日、テレビでは「アメリカ政府は株式市場を閉鎖するだろう」というニュースを報道していました。

全ての市場を閉鎖して為替レートを固定にしたら暴落は止まるとか、そんな事を政府の要人が発言していました。

そんな時に自分ひとりだけ自信を持って買うのは不可能で、9.11で崩壊しかけたビルに一人だけ入っていくような感覚でしょう。


こういう乱高下の最中に相場に飛び込むと、参加する前は外から見ていて勝てそうに思えるが、一旦ポジションを建てると翻弄されてしまいます。

乱高下では一方的にではなく、激しい上げ下げを繰り返すので、たとえ自分がロングしていて上げ相場だとしても、激しい恐怖心に襲われます。

僅かな損失で損切りして後悔し、もう一度ポジションを建て直ししたら、今度は大きな含み損を抱えてしまうとか、皆そんなものだと思います。


わたしはリーマンショック前に暴落を予想してましたが、いざ下がり始めると「今度は上がるだろうな」と思って買ったら大損をしてしまいました。

2016年のEU離脱も予想していたし、トランプ勝利も5割以上あると予想したが、これらで儲かると思えなかったので参加しなかった。

EU離脱を当てたからといって、それで相場がどう動くかは予想できず、トランプ当選後もどうなるか分かりませんでした。


トランプ当選を読めたとしても、その後株価が一本調子で上昇するとは誰も予想しなかったでしょう。

これらの乱高下で儲かったとしても、それは100%運だけであり、投資の実力とは何の関係もない。

もう一つの問題として乱高下で値動きが激しい時は「売りと買いの価格の乖離」が大きくなり、実質的に手数料が数倍になります。


投資勝者は静かに買う

例えば日経平均の買いと売りを同時に注文して、平常時には同じ価格で取引が成立するとしても、乱高下では大きな価格差が生じてしまいます。

外国為替に投資すると売りと買いに数銭から数十銭の差額が生じますが、それと同じで実質的な手数料を引かれます。

さらに乱高下のときに市場に参加すると短時間に何度も売買するので、手数料だけでかなりの損失を出してしまうでしょう。


本当の投資勝者は世間が大騒ぎしている時には休暇を取ってバカンスにでも行き、皆が暇を持て余しているときにコツコツ投資をしています。

過去のパターンなどを分析して現在の相場が高すぎる、あるいは安すぎるような時に、こっそりとポジションを建てているものです。

もちろん勝者になる人はばかげた差額を払ったりしないし、短期間に売買を繰り返して証券会社を手数料で儲けさせたりもしません。


もっといえば、大投資家と呼ばれる人たちは、ほとんど暴落後にしか投資をしないといわれています。

皆が騒いでいる間は静観し、リーマンショックのような大騒ぎの終わりが見えてから、静かに少しずつ買い注文を入れます。

こうして勝者は勝つべくして勝ち、敗者は負けるべくして負けます。