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人気マンガ映画化で漫画家の収入ゼロ の真偽は?


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著作権料ゼロなど有り得るのだろうか

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https://pbs.twimg.com/media/CxYbdteVIAAVMoi.jpgより引用

 

マンガの映画化で漫画家の収入ゼロ?

先日ネットで「漫画家は映画がヒットしても無収入」というのが話題になっていて、ホントかなと疑問に思いました。

まあ某「銀玉」みたいな名前のアニメ原作者がネタとして言っていることなので、信憑性はあまりないと思いました。

著作物には著作権があり、例えばこんなどうでも良いブログでも、映画化するにはお金を払って私の許可を受けなくてはなりません。


マンガの原作でトラブルに発展した例としては、2000年代に大ヒットした実写映画「海猿」の漫画家とフジテレビのトラブルが話題になった。

フジテレビは原作者の許可を得ず勝手に関連書籍を出版するなどして、漫画家はツイッター上で経緯を説明したため、対立が表面化した。

海猿シリーズの映画興行は240億円なので、原作が小説だったら億単位の報酬が支払われた筈だと思います。


昔の小説家だと三毛猫ホームズで有名な赤川次郎は全盛期の1983年に20冊も新刊本を出版し8億6000万円もの印税を得ていた。

1976年に金田一耕介シリーズの横溝正史が3億2000万円など小説家で成功した人が多かったが、1990年代になると小説で年収が億越えはパッタリ居なくなった。

現代の小説化では毎年ノーベル賞候補の村上春樹が数億円らしいが、日本以外の世界中でそれくらいらしいので、国内だけだと数千万円程度かも知れない。


小説家ではないがAKB48とかの秋元康は年収30億から50億で、テレビの人気コメディアンも全盛期には年収10億から30億円らしい。

現代の漫画化ではワンピースの尾田栄一郎が全盛期の年収30億円で、稼いでいる人は凄く稼いでいます。

ワンピースはアニメ化や映画化されていて、尾田栄一郎はもちろん莫大な著作権料を受け取っているはずです。

 

作品が漫画家に無断で売り飛ばされている

で、問題の某銀玉の漫画家は、本当にアニメ化や映画化されも1円の収入にもならないのだろうか?

ある漫画家(小林よXXり)氏の説明によると、漫画家は雑誌に掲載されて原稿料を貰っても、スタッフの給料や必要経費に消えるのでまったく儲からない。

プロが発表するレベルの作品を一人では描けないので(描いても良いが)スタッフ数人を雇って共同作業をする。


4人でマンガ描いたら人件費だけで月に100万円とかが掛かるが、原稿料はそれより安いので、雑誌に掲載されても大赤字だそうです。

それにくらべてコミック(単行本)は販売価格の10%が漫画家に支払われるので、450円のが100万部売れたら4500万円がポンと支払われます。

こうなったら一気に富裕層の仲間入りで、アニメ化されると1話当たり10万円以上が支払われ、ゲームやグッズ売上げの3%も入ってくるそうです。


肝心の映画化された場合に支払われる著作権料だが、100万円以上が相場であるとネット上には書かれています。

海猿の漫画家みたいにヘソを曲げたらもう作品を作れなくなり「先生」と呼ばれるくらいだから、タダという事は有り得ない気がします。

有名な例ではテルマエロマエというヒット映画の原作使用料が100万円だったと原作漫画家が暴露していました。


しかもこの漫画家によると本人は映画化されるのを聞いておらず、出版社が勝手に映画会社に権利を売ってしまったらしい。

するとマンガの映画化権やアニメ化の権利は出版社が握っていることになる。

漫画を雑誌に掲載するときに、映画化権などは出版社に帰属する契約を、強制的に交わしているのではないかと想像する。

 

「本が売れただろ、感謝しろよ」

ネットでも何かを投稿するときに「著作権は当社に帰属します」みたいな事に同意しないと書き込めないサイトがあるが、あれと同じシステムのようだ。

ワンピース級の大物だと今後の事もあるので、それなりの報酬を払うが、その辺の漫画はザコ扱いではした金を渡して終わり。

こう考えると某銀玉の映画化報酬は100万円以下あるいは50万円以下などが十分に考えられるが、ゼロという数字が有り得るのだろうか。


『海猿』映画の初期の漫画家への報酬は1作200万円で、大ヒットしてからは2000万円に上がったと本人が説明していた。

さらに『海猿』はグッズ類など著作権があるはずの報酬が、交渉するまで1円も支払われていなかった。

交渉しても出版社やテレビ局からは「宣伝になって本が売れただろ」といわれる始末で、ここら辺がフジテレビとの確執の始まりだったようだ。


『海猿』の大先生でもこの扱いなら。確かに銀玉レベルだと「本が売れただろ、感謝しろよ」「つべこべ抜かすと打ち切るぞ」で済まされるのかもしれない。

例えば経済誌のインタビューで有名出版社の編集者は次のように言っていました。

「映画ビジネスにおいてコンテンツを最大化するのは監督、俳優、音楽などで原作者ではない」「実績がある人気作家なら原作者の力は強くなる」


言わんとすることは要するに「本が売れただろ、感謝しろよ」ということで、この中には原作者の権利とか、感謝の気持ちなどはない。

某漫画家がネタにしていた「頭にくること」の中に、出版社の編集者などが「俺があの漫画家を育ててやった」と言いふらす事だという。

出版社やテレビ局や映画会社が人気を上げてやったんで、「つべこべ抜かすと打ち切るぞ」というのが業界の常識らしいのです。