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「おとり物件」 蔓延る賃貸・不動産情報サイト


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http://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/homes-press/uploads/press/2014/01/d4bb2eb7a2157f11fb40aaa143b1d4df.jpgより引用

 

おとりが蔓延の物件紹介サイト

2016年11月に不動産業界の自主規制団体「首都圏不動産公正取引協議会」は、悪質業者を主要サイトから排除する方針を打ち出しました。

インターネット上の不動産情報サイトには、実際には存在しない架空の物件が溢れている実態が分かったとしている。

既に入居済みの物件を掲載し続けたり、実際の募集条件より大幅に安い値段を書いたり、ひどい場合は最初から存在していない物件すらあった。


いくつかの不動産ブログなどでネタにされ、申し込んで見たらやっぱり存在しなかったそうで、こうした所から話題になって炎上していたようです。

おとり物件は2015年にアットホーム、CHINTAI、ホームズ、スーモ、マイナビ賃貸上で3619件が確認されたと発表されている。

これら不動産情報掲載サイトは自身が不動産業をやっている訳ではなくサイト運営をしているだけで、各不動産屋が物件を掲載する仕組みになっている。


おとり物件は宅地建物取引業法で禁止されている誇大広告で、資格取り消しなどの処分があるが、実際は野放しになっています。

自主規制団体では重大違反があった不動産業者は、5つの主要情報サイトから1ヶ月以上排除する方針を打ち出した。

そうした業者はネット掲載したおとり広告で集客しているのでダメージが大きいだろうとしています。


自主規制団体は地域ごとに分かれていて、今回新規制を打ち出したのは関東甲信越の東京ほか9県のみで、他の地域では検討中としている。

近畿関西地方の自主規制団体というのも存在し、なんらかの規制を今後検討する可能性もあるというが、何だか頼りない。

おとり物件で募集していると名指しされたのは、某アイドルのCMでおなじみの「アXXンショップ」だが、全社的にではなく店舗がこうした事をやっているという。

 

焦る気持ちを利用して別の物件に誘導

不動産屋はチェーン店であっても店舗ごとの独立採算なので、営業活動の一環として「おとり集客」が取り入れられる。

店舗としてはどの店の物件であっても、ネットで集客して自分の店舗に来させれば、別の物件を紹介して自店舗の収益にすることが出来る。

「おとり集客」の手口としては、ネットを見て連絡先に電話やメールをすると必ず、「その物件ならまだ空いています」と言って「店舗でお待ちしています」という。


電話やメールしたときに「もう決まっている」と答えたら客は来店しないので、空いていても塞がっていても必ず「空いています」と答えるので聞く意味が無い。

客が来店したら車で物件に案内するという普通のシステムだが、来店すると「実はさっき決まってしまったんですよ」と店員君はのたまうのだった。

この時もし客が「店舗ではなく物件で待ち合わせたい」と言うと、店員君は「鍵がない」とか謎の言い訳をして店舗に来なければ見れないと言います。


おとり物件には最初から架空だったものもあるし、最初は本当に募集していたが、入居が決まっても取り下げなかった物件も存在する。

両方を比べると最初から架空のはばれたら言い逃れできないが、取り下げなかったほうは「忘れちゃった。エヘ」で通る場合が多いと推測でき、良心も痛まない。

実際掲載取り消し忘れと、おとり物件を明確に区別するのは難しく、常習犯でないと処罰も困難です。


以上の事を考えると今後も情報サイトに掲載される物件が、100%おとりで無い状況は期待できず、いくらか改善される程度でしょう。

同じ大手不動産チェーンでも、全部やっているとも、全部やっていないとも言えず、当たってみなければ分からない。

客は時間をつくってわざわざ店舗まで出向いたので、「できれば早く決めたい」という心理が働いて不利な物件に誘導される。

そんな時こそ心を落ち着けて、複数の不動産屋を比較して納得できる物件が見つかるまで粘りたい。