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日本の投資家はなぜ、損をする投資ばかりやりたがる?


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投信手数料は欧米では1%以下が常識だが、日本は10倍も取っている上に毎年値上げしている。

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http://livedoor.blogimg.jp/bican_index/imgs/d/4/d409bf99.pngより引用

 

日本の投資家はカモられている

日本では投資家が損をするのが分かっている投資商品ほど好まれ、そうした商品を業者が売りつけている。

先日経済研究所長の窪田という人がネットで語っていたところでは、日本の投資信託は損をするファンドほど金が集まる。

彼によると日本では新しく立ち上げた新規ファンドに投資が集中し、古いファンドにはお金が集まらない。


「アイドルだって若い方が良いし、車だって新型車の方が良いから、新しい方が優れているのは当然だろう」と思ったとしたら、貴方は業界のカモでしょう。

およそ成功者が自分で書いた投資本にはすべて、成功の条件として「手数料が安い事」「実績のある古いファンド」を挙げている。

手数料が安いファンドを探すと、ほとんど自動的に古いファンドに辿り着くので、この2つは同じと言っても良い。


手数料が安いから安定して利益を挙げやすく、したがって長い間運営されている。

WバフェットもCエリスも、「手数料が安いファンド=利益が出るファンド」だと言っている。

人間の能力なんてのは、天才でもない限り似たり寄ったりなので、投資成績は結局手数料で決まるそうです。


夢も何も無いがこれが現実で、手数料が最も安く、最も長期間運用されている投資信託にお金を預けるのが、もっとも合理的です。

そうしたファンドは金融危機に強く、トータルでは確実に利益が出るようになっています。

なぜ日本ではこうした「鉄板」の投資信託が敬遠されるのでしょうか。

 

業者がワルなのか、客がばかなのか

日本の証券会社は手数料収入で稼ぐため、なるべく手数料が割高な投資信託を客に勧めます。

手数料1%の投信より、手数料5%のを売りつければ証券会社は5倍儲かるので、そうします。

客は業者のいいなりで、「いま中国株や新興国投資が有利なんですよ」と言われるままに投資します。


手数料は新しく投資することで発生するので、10年前から安定収益を出している投信は、証券業者に利益をもたらさないのです。

だから証券業者は古い投信をわざわざ解約させてまで、新しい投信に投資させようとします。

先ほどの例からは、古い投信から新しい投信に乗り換えるのは、わざわざ不利な条件に変更する事になります。


もちろん証券会社は客が損をするのを事前に知っていて、金を騙し取るためにやっているのです。

ファンド運営会社(証券会社ではない)がどんなに利益を出し続けても、証券会社に渡す手数料が低いと、客に紹介してくれません。

それどころか、そうした優良ファンドほど、客の目に触れないところへ遠ざけられているのです。


嘘だと思ったらどこの証券会社でもいいから、売り上げ上位の投資信託を見ると、必ず手数料が高く実績が乏しいのが分かる筈です。

さらに日本では毎月分配型ファンドという、投資家に損をさせるだけの商品が大人気です。

毎月分配するという事は、ファンドを毎月切り崩している事なので、長期間のトータルで100%損をするのが確定しています。

 

さらにあくどい投資商品

さらに日本にしか存在しないものとして「FX」を挙げないわけには行きません。

FXは世界中にあるが、日本が圧倒的に投資額が多く、株や先物、投信に匹敵するジャンルになっています。

なんで業者が投信よりFXを客に勧めるかというと、先ほどの法則から「手数料が多いから」だと気がつかねばなりません。


FXの手数料は「売り価格」と「買い価格」の差額なので、100円あたり3銭くらいだと思います。

パーセントで表すと1万分の3なので0.03%に過ぎません。

凄く少なく感じるし、FX業者は手数料の安さを必ず宣伝しています。


ところが、FX業者が客から預かった預かり金と、年間売り上げを比べると30%にも達しています。

客がFX業者の口座に入金した金額の3割も売り上げ(業者の収入)があるという事は、FXの実際の手数料は3割なのです。

ちなみに株取引中心の証券会社では、この割合は3%以下でした。


FXでは見せかけの手数料以外にも、ロスカットさせる事で大きな利益を得ています。

またFXではレバレッジを掛けるのが普通なので、0.03%の手数料でも、レバレッジ10倍なら10倍の手数料です。

さらにFXでは毎日何度も取り引きするのが普通なので、年間100回資金を回転させたら、手数料は30%に達するのです。


日本や世界の経済の成長率は、せいぜい5%以下なのに、それ以上の手数料を取る投資では、理論上絶対に利益が出ません。

自分は投資の能力がある、あるいは天才なんだという人は「勝ち組」になれるでしょうが、勝ち組になれるのは1%しか居ないでしょう。

 

自分は投資で負けていると言う人の9割以上は、実は投資そのものではなく、手数料で損をしているのです。