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アンティークコイン投資で儲かるは本当か、実際の値上がり率はごく僅か


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このころ金相場が上昇したので、金貨が釣られて値上がりした

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http://trading-libra.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/07/a22ccfa6c7fb663a3978716f912b246d.pngより引用

 

アンティークコイン投資

わたしは知らなかったが「コイン投資」というものがあり、投資を勧める本が売れていたり、密かなブームだったらしい。

書店で偶然手にした本には「アンティークコイン投資は絶対に儲かる」「全財産をぶちこめ」「毎年20%値上がりする」と書かれていました。

本当にその通りならぜひやってみたいと思ったが、その前に本当かどうか確かめてみたい。


過去に日経先物とか、金銀とかFXとか不動産投資とか「絶対儲かる」と書いてあった本はすべて、業界の詐欺本だったからです。

まずアンティークコイン投資を勧める立場の人の意見としては、低リスクでリターンが非常に大きい。

プラス意見はまず手続き不要で、ただお店やネットで古いコインを買うだけで、審査も申し込みも口座開設も無い。


個人取り引きなら儲かっても税金を申告する必要も無い(あるのだが)、丸儲けである。

不動産を買うと固定資産税、自動車を買うと自動車税を取られるが、そうしたコストが一切発生しない。

多くの商品は買った後値下がりしていくが、希少コインは古くなるほど値上がりする。


古いコインは増える事が無いので、古い美術品と同じで古くなるほど値上がりし、利益をもたらします。

株式市場や金銀先物は定期的に上がったり下がったりするが、古いコインは上がるだけです。

しかも年率にすると10%から50%も値上がりするコインが、ごろごろしていて掴み取り状態だと書かれています。

 

うまい話は裏がある

ここまでがいい話、これで終わりなら今すぐ全財産で古いコインを買い集めたほうが良いです。

まず「アンティークコイン」の世界には偽物の希少コインがゴロゴロ出回っていて、見分け方を知らないと確実に掴まされます。

タイタニック号から発見された希少コイン」とか「古代ローマギリシャの金貨」の偽物が溢れているのです。


コイン収集を始める人は最初だれでも初心者なので、必ず騙されるのか通行手形みたいなものです。

知識が増えてくれば騙されにくくなるが、それまでにかなりの勉強代を払うでしょう。

ネットで売られているコインは手にとって確認出来ないので、避けるのは難しい。


2つめはネットとかお店ではそもそも「適正価格」よりかなり高い値段をつけていて、売れたら儲けものと考えている。

例え本物でも割高な値段なので、利益が得られるのはかなり先になります。

その利益なのだが「年10%以上」は例外的なもので、コイン市場の平均としては、20年で10%と言われています。


コイン全体としては年0.5%しか値上がりしていないが、例外的に10%から50%値上がりする場合もあるよという事です。

コインを買うときは前の所有者の利益を乗せて売られているので、何割か高かった筈です。

通販で購入すると送料とか送金手数料も掛かった筈で、それを回収して利益を出せるのは、20年後か40年後でしょう。


3つ目は不動産やトラックは税金を取られる代わりに、働かせて運用益を得る可能性があるが、コインを保管しても何も生み出しません。

最も簡単に古いコインを購入できるのはヤフオクですが、高めの値段が設定されている上に、一定割合で偽物もあり、生きている間に儲ける事はまず無理です。

4つめに希少コインは「金貨」である事が多いので、金相場の影響を受けます。


案の定「コイン収集で絶対儲かる」という本が出たのは金価格が高騰した2011年頃で、2013年に金相場は崩壊していました。

コイン自体の希少性が高い場合を除くと、金貨の価値は金地金の値段に比例するので、金の値上がりによって急上昇しただけだったのです。

それを未来永劫持続するかのように話を盛ったのが、私が書店で手に取った「絶対儲かる!有り金ぶちこめ!」式の本だったのです。