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投資は夢を売る商売 誰もが儲かる筈がない


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投資家はアイドルに似ている。夢を持たせてお金を使わせ、一握りの人が成功する。

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https://mentors-link.com/blog/wp-content/uploads/p74-1-1024x682.jpegより引用

 

夢を売る商売の現実

世の中には「夢を売る商売」があり最近益々繁盛しています。

たとえば「アイドルになれる」と称してオーディションを受けさせて手数料100万円を取ったりする。

アイドルのオーディションは昔からあったが、大半は受験者から手数料を集める目的でした。


1次審査は無料ですが、2次審査、3次審査と進むごとに料金が高額になり、最終選考では100万円以上取ります。

それで応募者は必ず「惜しくも不合格」になるのだが、合格者は最初から事務所と契約しています。

「日本一の美少女」とか「数万人から選ばれた」と箔をつけるために出場し、宣伝に利用するのです。


他の応募者は最初から不合格に決まっていて、親の資産状況を書類審査して、金持ちは最後まで残します。

もっと金を取れると判断した親の娘には「レッスンを受けてみないか」と声を掛けます。

レッスンというのがまた何百万円もかかり、契約するとまたプロモーション費用とかで何千万円も取ります。


良く「モーXXX娘」とかアイドルオーディションの何次選考まで残ったと、自慢している女性を見かけます。

言っちゃ悪いが「なんでこの顔で?」と思う人が多いのは、今まで書いたような理由でしょう。

もちろん本当に新人を募集して、合格者を女優とかに育てている会社もあるが、少ないです。

 

投資も夢を売る商売

投資というのもアイドルと同じで「貴方も金持ちになれる」という情報が溢れています。

バフェットとかソロスとかロジャースとか、日本ではBNFとかCISなど、「いかにも楽して大金を得たような」人達が宣伝に利用されます。

証券会社などの宣伝を見た人は「こんなバカっぽいのでも稼げるなら、俺だって金持ちになれる」と思います。


それはまるで素人アイドルグループを見て「この程度で良いなら自分だってアイドルになれる」と思うのと同じ仕組みです。

先日ネットで見たニュースでは、ちょっと古いが2015年7月に、100万円を31億円に増やした男ってのが話題になっていました。

44歳の投資家は2億2000万円の脱税で告発され、裁判では「面倒だったので申告しなかった」と話した。


S氏は10年ちょっとで年間約2万回の株売買を行って、2012年から2年間で31億円の収入を得ていた。

ここがポイントだが税金の請求期限は7年間なので、この場合2008年まで遡って請求できた筈です。

にも関わらず2012年から2014年の間しか課税対象にならないのは、他の年はマイナスだった可能性が高い。


それでも31億円稼いだのは凄いが、こうした成功者に自分がなれる可能性は、ほとんど無い。

というのはBNFとかCISとか、その手の人達が年間数百億円、あるいは数千億円稼いだとしたら、他の投資家のお金を奪っているからです。

投資と言うのは卓を囲んだ人間が持っているお金をドンブリバチに入れて、勝った人間がお金を取っていくシステムです。

 

投資はマイナスゲーム

当然胴元に相当する証券会社が最初に手数料を取り、さらに勝った人からお金を取っていきます。

この手の賭けをやった事がある人は知っていると思いますが、勝つなんてのは至難の業で、ましてそれで飯を食うなど考えられません。

胴元とイカサマ師、天才投資家、スーパーコンピュータを駆使する投資銀行などと同じ条件で素人が戦うのです。


イチローとか大谷とかが参加する野球の試合で「活躍すれば数億円貰える」というような物で、現実的ではない。

どんな投資でも結局はゼロサムゲーム、あるいはマイナスゲームであって、利益を手にするのは限られたプレイヤーです。

貴方や私がその限られた人なら勝てるかも知れないが、少なくとも私には無理だと思います。


素人投資家でも確実に勝つチャンスがあるのは、年数パーセントというような、低利益だが低リスクの投資に限られる。