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軽自動車はなぜ燃費が悪いか 小型車と比較で分かる事


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背の高い軽はターボを効かせて走ると、リッター15キロくらいになる。

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http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/662/909/41.JPGより引用

 

軽は燃費が悪いか?

2016年は三菱とスズキの燃費水増しが発覚しましたが、水増ししなくても軽自動車の燃費は悪い印象があります。

もっと排気量が大きい車でも実燃費リッター20キロ以上の車種があるのに、軽はリッター15キロ程度が多いです。

なぜ排気量が小さいのに、軽の燃費は悪いのかを調べてみましょう。


まず文句を言う前に軽自動車の燃費は本当に普通車より悪いのかを、データから検証します。

もしかしたら軽の燃費が悪いと言うのは感覚的なもので、期待が大きいから悪いと感じるだけかも知れません。

データはe燃費というユーザーが燃費を報告するサイトを参考にしました。


他にも同様のサイトがあるが、データ量が最も多い気がするからで、データの信憑性とかの理由ではないです。

もっと信頼度の高い公正なデータを、と言ってもこういったものしか実燃費の資料は存在しません。

三菱EKワゴンやワゴンRなど、軽でもっとも売れているミニバンタイプですが、実燃費はあまり良くなかった。


カタログ燃費は25.0から30.0km/Lというところで、実燃費は18.0km/Lくらいが多かった。

実燃費はカタログ燃費の50%から55%が多く、どのメーカーも大きく変わりませんでした。

つまり30.0km/Lの軽ミニバンを買っても実燃費は18.0km/Lに過ぎず、これが「軽は燃費が悪い」理由だと考えられます。

 

軽の燃費は小型車より良い

次にミニバンより背が低いアルトやミラのようなタイプを見ると、カタログ燃費は35.0km/L以上の車種がいくつか存在します。

35.0km/L以上のアルトやミラの実燃費は22.0km/Lくらいというところで、カタログより悪いが20km/L以上を達成しています。

次に軽トラや軽バンを見ると、軽トラ4WDは16.0km/Lくらい、軽バンタイプは12.0km/Lくらいでした。


軽トラはデータが4WDしかなかった事、軽バンはターボタイプで車重が重いのが燃費を悪化させていると考えられます。

軽トラと比較できるか分かりませんが、トヨタハリアー4WD・HVが14.0km/L、スバルフォレスター4WDは11.0km/Lなので、本格4WDは頑張っても燃費は悪いです。

トヨタライトエースワゴン、マツダ ボンゴバンの実燃費は10.0km/L以下なので、軽バンの燃費はこれらより3割ほど良い。


軽ミニバンやアルトとの比較では1300cc前後のホンダフィット、トヨタパッソ、マツダデミオ、日産マーチを比較してみた。

1000ccから1300ccハッチバック車の燃費の中心値は18.0km/L程度で、アルト・ミラより悪いが軽ミニバンと同じくらいです。

軽ミニバンの実燃費も18.0km/Lくらいだったので、小型車より軽の方が燃費が悪い車も、車種によっては存在するでしょう。


ここで重要な要素になるのが車重で、小型ハッチバックは全車1トン以下で、900キロ以下の車種も多かった。

対する軽ミニバンは700キロ台から800キロ台なので、小型ハッチバックより排気量が小さく軽いのに実燃費は同じだった。

この原因はおそらく軽ミニバンに多いターボによる燃費悪化と、排気量が小さい分高回転で回すので、燃費が良くないと考えられます。

 

期待ほど軽の燃費は良くない

結論としては小型車より軽の方が燃費が悪いと言える例は無かったが、軽ミニバンと1.3L車の燃費は同じ程度なので、お得感は感じられない。

軽トラと1.5L程度のトラックの燃費、大型4WDの燃費も、軽の方が良かったが、排気量ほど大きな差が無い。

軽バンと小型バンもそれほど差が無く、アルトやミラの燃費は良かったが、ハイブリッド車ほどではなかった。


軽自動車の燃費は小型車よりも良かったのだが、大きな差では無いので、人によっては失望するでしょう。

こうした期待はずれが「軽は燃費が良くない」という評価に繋がっていると推測します。

多くの場合、軽は小型車より1割から3割程度燃費が良いが、「えっこんなもん?」と思ってしまうのも事実です。


車重が半分で排気量も半分なら、数学的には燃料消費が半分になっても良さそうだが、そうは成らないのでした

 

軽自動車は排気量が限られているため、ターボを効かせるか高回転で回す事になるが、どちらも燃費を悪化させます。