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1ドル100円割れ目前 米GDP、政府日銀への失望 7月31日


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安倍首相のトンチンカンな経済政策から円高が加速

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http://pbs.twimg.com/media/Comsi5TWAAEpSn6.jpg:mediumより引用

 

金曜日に円高が進行

7月29日金曜夜に発表された米第2四半期GDPは予想外の低さで、1.2%増に止まりました。

市場予想の2.6%の半分以下という低さで、加えて2015年第4四半期GDPが0.5%下方修正されました。

この発表を受けて為替相場はドル安円高になり、1ドルは101円に突入して、結局102円丁度レベルで週末を終えました。


木曜日に安倍首相の経済対策発表、金曜昼に日銀の黒田総裁発表、夜に米GDPと大イベントが続きました。

結局7月最終週はどうだったのかというと、市場の評価は「失望感」でした。

安倍首相が木曜に発表した28兆円経済対策の中身を調べると、結局今年政府が使うのは、たった3兆円だと分かりました。


3兆円を膨らませて28兆円と言い張っている訳で、風船ガムで腹いっぱい食べろと言われた気分です。

29日には日銀金融政策決定会合があり、黒田総裁が頭を抑えながら記者会見していました。

内容はETF買い入れを3.5兆円から6兆円に増やすというもので、どうでも良い事でした。


注目されていたのは日銀が国債買い入れを増額するのか、金利変更や新たな金融緩和があるかでした。

日銀が日本国債を直接買い入れるヘリコプターマネーへの積極性も注目されていました。

日銀は既に日本国債の4割を購入していますが、増額するという発言は黒田総裁からはなかった。

 

1ドルは70円台が妥当

週初めには106円だったドル円相場は、黒田総裁の会見後に103円まで下落しました。

金曜夜は米GDPが発表されるが、この指標は雇用統計と比べて、本来そう動く指標ではない。

GDPは予想とそう大きな誤差がある訳では無いので、注目度は高くなかった。


だが日本の悪材料の後だったのと、予想2.6%に対して発表が1.2%だったので、市場は連鎖的に反応した。

アメリカの景気は世界で一カ国だけ「例外的に良い」と考えられていたので、利上げの材料になっていた。

利上げすると米国債の価値が上がってドル高になるが、利上げなしならドル安材料になります。


こうして夜になってドル売りが増え、102円ちょうどで引けました。

日本政府は以前から円相場が高すぎると欧米に訴えていたが、G7では相手にされませんでした。

協調介入に賛同する国はないと思われるので、単独で円売り介入しても効果は限られるでしょう。


日本とアメリカにはインフレ率の差があり、実質的に日本はデフレ、アメリカはインフレになっています。

すると同じ商品で同じ価格のものが、数年後には日本では安く、アメリカでは高く販売する事になります。

変動為替制ではこうした価格差は為替相場の変動で是正されるので、日米の物価が同じになるまで円高は進みます。


それが今かは分かりませんが、理論上はいつか必ずそうなります。

ではそれは1ドル何円になると日米が吊り合うのかですが、労働者の賃金や色々な物価が、日本の方が2割か3割安いと言われています。

例えば100円均一のダイソーは100円ですが、アメリカでは1.5ドルか2ドルで売られていて、店舗数がどんどん増えています。


一人当たりの平均所得も日米で1.5倍は違うので、1ドル70円台が妥当な為替相場なのです。

リーマンショック前もこういう極端な差が存在し、アメリカやイギリスは日本の1.5倍くらい高収入で物価高でした。