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ポケモンGOで任天堂株乱高下 買うべきか見送りか


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上がってから買うのは木に登りたがる猿に似ている?

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http://pbs.twimg.com/media/Cn2GOZNUsAEcxRt.jpgより引用

 

任天堂株のこの10年

7月6日にアメリカでPokémon GOが配信されて任天堂株が急上昇し、7月22日に日本で配信されるとさらに上昇しました。

最初からおさらいすると、Pokémon GO配信前はあまり注目されておらず、任天堂株(7974)は低迷していました。

任天堂の最高値は2007年10月1日の7万2000円で、当時携帯ゲーム機のDSが社会現象になっていました。


2006年に発売した据え置きゲーム機「WII」もヒットして、任天堂の将来は明るいように思われました。

だがこの時すでに凋落は始まっていて、2007年7月頃にはリーマンショックに繋がるサブプライムショックが起きていました。

2008年になると世界恐慌の様相を呈し、米有名投資銀行「リーマンブラザース」が破綻してリーマンショックと名づけられました。


2007年1月には初代iPhoneが発売されていて、日本でも2008年7月11日にソフトバンクから発売されました。

この頃からグリーとモバゲーが携帯電話のソーシャルゲームで急成長し、DSの客を奪っていった。

大きな出来事があると人々の行動や嗜好が変わると言われるが、リーマンショックはゲーム機の時代を終わらせた。


さらに2011年3月の東日本大震災が追い討ちをかけ、人々は携帯電話やスマホでできるソーシャルゲームを支持した。

2011年2月26日つまり大震災の2週間前にDSの後継機、3DSが発売されたが、最初から不運が付きまとっていました。

地震直後から「節約ブーム」が始まり、物を買うのは不謹慎だという良く分からないバッシングが行われました。

 

ポケモンGOの突発的ヒット

当時3Dテレビがブームで、将来3Dが社会に広がるといわれていたが、数ヶ月でブームは終わってしまった。

3DSの3Dはせっかく開発したのに、「目が痛くなる」「見難い」と買わない理由になってしまった。

据え置き機のWIIもブームで終わってしまい、後継機のWIIUはさらに売れなかった。


ライバルのソニーPS3も苦戦していたが、WIIUは社外ソフトが少なく、全く売れなかった。

東日本大震災をきっかけに、時代は携帯電話からスマホに移行し、ゲーム機は消滅するという予想がされました。

任天堂株は2012年7月には8000円の最安値をつけ、2014年末まで、1万2千円前後の安値が続きました。


最初の変化が起きたのは2015年2月で、スマホ向けソフトの開発やDenaとの提携、ドワンゴ株取得などが発表されました。

2015年8月には株価は2万1千円まで上がったが、スマホ向けゲーム開発の難航が伝えられるとジリジリ下げていきました。

2015年7月に岩田社長が急逝し、2016年6月には1万3千円台まで下げ、翌月にPokémon GOが配信されました。


任天堂、スマホゲーム第1弾の「Miitomo(ミートモ)」は2016年3月17日配信開始したが、話題にもならずほぼ無視されました。

ミートモには任天堂の有名キャラクターが登場せず、ゲームだったのかも不明で、WIIUと同じくらい失敗作だった。

2016年秋にはスマホに『どうぶつの森』『ファイアーエムブレム』を配信すると発表されていました。

 

不振の時に買っていないなら、買うべきではない

こんな状況でアメリカのAR(仮想現実)企業が開発したポケモンGOがヒットした訳ですが、知られているように任天堂のゲームではない。

このポケモンGOによる任天堂の取り分は最大でも利益の3割で、任天堂の売上(5000億円)からすれば巨額とは言えないでしょう。

任天堂がこの先かつての勢いを取り戻すかは、自社開発ゲームがヒットするか、自社キャラクターゲームがヒットを連発する必要があります。


あるいはディズニーのようにキャラクター展開に移行するのも良いが、とにかく「一発屋」ではだめです。

今任天堂株は上昇と下降を繰り返しているが、今買うべきかというと買うべきではないと考えます。

任天堂が低迷していた時に「将来復活する」と見て買っていたのなら良いが、株価が上がったからそれを買うのでは、高いところに上りたがるナントカと変わらない。


株価が上がれば皆で一緒に儲かるが、下がれば皆で一緒に損をします。

そういう取り引きをいくら繰り返しても、結局「相場」の勝者になれないので、最終的にはその他の大衆になってしまいます。

大衆は相場が上がれば儲かるし、下がれば損をして、結局手数料で負ける場合が多いという理屈です。