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ジャパネットたかたが商品9割リストラ メディア連携で新戦略


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売れない商品を何千個も並べる「アマゾンスタイル」だった

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http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2013/07/25/1-1.jpgより引用

 

ネット時代に遅れたジャパネットたかた

テレビ通販大手の「ジャパネットたかた」が6月10日、商品の9割を削減すると発表しました。

8500種類の商品を16年7月までに約600種類に削減し、顧客サービスの充実させるとしている。

通販サイトを一新し、全ての商品に45秒の動画をつけ、商品説明を詳しくする。


ジャパネットたかたはビデオカメラなどを大量に仕入れて大量販売するスタイルで、低価格を実現してきました。

だがネット時代になって通販サイトを意識したのか、商品の種類が膨らみきって価格も高くなっていました。

サイトはスマホからでも動画を見るようにし、動画が見れなくとも文章の説明が読めるようにする。


高田旭人社長は商品数を少なくする事で、サービスの質を向上できると話している。

まだ在庫削減や、納期の短縮、コスト削減による低価格も実現できるとしています。

ジャパネットたかたが他の通販業者やショッピングサイトと違う点は、全ての商品を自社社員で選択から販売までしている。


普通の通販業者は多くの場合「売り場を提供するだけ」でアマゾンなどはその最たる例でしょう。

アマゾン自身も商品を販売しているが、多くは売りたい人がアマゾンのサイトを借りて販売しています。

ジャパネットはカメラや掃除機などすべてを社員が吟味して仕入れ、宣伝して顧客対応、発送、アフターサービスまでやっている。

加えて独自のテレビ局やテレビスタジオまで所有、運営しています。

 

通販市場の拡大に乗れていなかった

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http://1.bp.blogspot.com/-O9bC8Ajl9ds/VaPHtNhdPqI/AAAAAAAAAfs/D422WxWpDcI/s1600/Sales_Trends.pngより引用

 

メディアミックス戦略に活路

その手間は大変なものですが、ネット以前の時代ではテレビやラジオのこうした販売方法は、時代の最先端でした。

アマゾンなどにくらべて販売コストが高くなり、商品の種類を増やすほど、その差は開いていきます。

このネット時代にジャパネットを利用するのはどんな人たちかというと、50歳代以上が70%を占めている。


反対に20代と30台を合計しても7%で、おそらく若者はジャパネットたかたで買い物をした事がないでしょう。

高齢者はパソコンやスマホを持っていなかったり、使えないが、電話を掛けて注文する方が楽だと考えている。

自分の住所と名前を電話で言えれば、分割払いの手続きなどをやってくれるし、クレジットカードも作ってくれる。


高齢者にとってアマゾンや楽天は、商品の説明をしてくれないので、どれが良いのか分かりにくい。

通販番組のほうが、詳しい説明が聞けるので分かり易いという事になる。

それでもこのネット時代に通販番組は先細りだという見方があるが、現在はメディアミックスを進めている。


テレビ、ラジオ、ネットを融合させた販売を、旧高田明社長時代はやっていなかったが、現在はチャレンジデーとして統一キャンペーンを行っている。

その結果、メディアミックスで販売した商品は、テレビ通販だけの場合の5倍や10倍も売れるのが分かったという。

テレビで通販番組をやって、番組を見た人がネットで商品を見れば、購入意欲が大きく向上します。


こうして売れない商品を何千種類も並べるスタイルから脱却し、本来の姿に戻ったとも言える。

ジャパネットたかたの売上はは2012年の経営危機を乗り越えて回復したものの、ネット通販市場の伸びを大きく下回っています。

ネット対応の遅れをテレビと連携したメディアミックスで挽回できるかが、2代目新社長の真価を問われるでしょう。