ミトラのブログ 秘境と異世界

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ダイソーは円安でもなぜ儲かるのか?

アメリカでは1.5や2ドルで売っているが大人気だという

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引用:http://stat.ameba.jp/user_images/20130608/09/sushinetusa/07/43/j/o0640048012568095419.jpgより引用

 

デフレの王者は円安で苦戦?

100円均一のダイソーはバブル崩壊後の景気悪化と円高で急成長し、国内2900店舗に増えている。

だが2000年代に矢野社長の夢だったという海外展開を始め、大赤字で倒産しそうになったと報道された事がある。

その後海外事業も黒字化したらしく、海外1400店つまり3店に1店は海外に存在しています。


ところで100均ビジネスは毎年物価が下がる「デフレ」「円高」が前提で利益が出るビジネスです。

ダイソーが急成長した1990年代はこの条件がズバリ当てはまったが、現在は円安になっています。

それも21年ぶりの超円安と言われていて、これでは海外で安く生産して国内で販売するシステムで利益が出ません。


また毎年物価が下がる「デフレ」だとメーカーを買い叩いて安く仕入れる事が出来るが、インフレだとメーカー側の立場が強くなります。

100均には不利な状況なのに、ダイソーは相変わらず100円だし、品質の低下も見られない。

他の100均では「100円で販売するには品質を落さざるを得ない」と200円や300円の商品を併売する店が増えました。


ダイソーも一時期200円や300円の商品も売っていたが、現在は大半が100円商品に戻っています。

不振が囁かれていたころは国内で閉店する店が目立ったが、その後は逆に出店を増やしています。

経済をちょっと考えると、ダイソーが儲かっているとは思えないのに、利益は出ているらしい。

 

ダイソーが100円で高品質を維持できる謎

ダイソーは株式上場していないので経営実態は非公開で、売上や利益なども良く分かっていません。

だが出店ペースや商品の充実振りからは、コストダウンを図っている様子がみられません。

赤字の会社はマクドナルドのように、いかにも商品を安っぽくしたり、看板や内装が古くなっても交換しないものです。


ダイソーはどの店をみても、(概ね)外観や内装がきれいでコストを掛けており、商品も充実しているので、赤字では無いでしょう。

では超円安でどうやって利益を得ているかですが、一つは商品の80%が自社ブランドである事です。

取り扱い商品は約70,000種類で、毎月500種類以上の新商品が開発されているとHPに書かれています。


その80%が自社ブランドで「他では買えない商品」だったのです。

多くは海外生産で、大量生産して、卸業者を通さずに直接店頭に並べます。

ダイソーは最初に書いた通り、世界で約4300店舗が存在するが、全店舗で同じ商品を並べています。


つまりニューヨークのダイソーも、日本の店も中国の店も、日本で売られているのと同じ日本語の商品を売っています。

だから大量生産しても売り切る事ができ、他の100均チェーンでは真似ができません。

その海外店舗は日本では100円の物を、例えばアメリカでは1.5ドルなどで売っています。

 

円安でも品質は落ちず、品揃えも増えているのは驚異的

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http://www.yoshizuya.com/wp-content/uploads/2013/08/7bc08579ee498d40c3351baa88cab0a3.jpgより引用

 

広告費ゼロ、海外では1.5ドル

1.5ドルというと現在は170円ほどなので、これで海外事業が黒字化したのだと思います。

アメリカにも1ドルショップは存在するが、品質が悪いのでダイソーが1.5ドルで売るとちょうど良いそうです。

円安だと国内店舗の収益性が悪化するが、逆に海外店舗の収益性は上がるので、海外出店を増やしています。


日本語で「ダイソー」と書いて在る事が、外国では高品質の証明になっています。

コストの点で意外なのが「ダイソーは一切広告をしない」というもので、そういえばダイソーのCMを見た記憶がありません。

広告は口コミやネットの「うわさ話」「評判」に頼っていて、この記事も宣伝になるのかも知れません。


正社員をほとんど雇わず、フランチャイズなので多くはパートで運営しています。

反面ブラック企業と呼ばれる事もあり、仕事はきつく給料は高くないと言われています。

これらが総合的な強みになって、円安でも100円で高品質な物を売れる秘密になっています。